クラブ進駐軍の口直しとして、音楽ドキュメンタリィの金字塔である『THE LAST WALTZ』(DVD購入済み)を見た。
素晴らしい。本当に感動。
村上春樹が自身の小説の中で、(ディランの歌声は)「まるで小さな子が窓に立って雨降りをじっと見つめているような声」(『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド・下』新潮文庫、1985、244)の表現しているのだが、まさしくその通りだ。
いったいこのような素晴らしい歌を、感動的なライブを、これから僕は何度体験できるのだろう。特にエンディングのリンゴスターasドラム、ロン・ウッドasベースの中で奏でられる『アイ・シャル・ビー・リリースト』の開放感は、まるで空に解き放たれた小鳥のように、僕たちの感情のすべてを浄化し、目前に広い風景を出現させる。
この映画には、音楽を愛する心のすべてがあって、僕たちが忘れがちな「本当のこと」が詰まっている気がする。
Comments [4]
No.1tessyさん
なんだか、音楽について、こんな感想が書けるkajiken
がうらやましいっす。
kajikenとは、違う土俵で勝負しなくちゃ。
No.2kajkenさん
tessyさん、こんばんは。
僕もtessyさんとリングの上では勝負できないっす。
それにしてもボブ・ディランの歌は沁みますよ。
No.3kon-konさん
The Bandのファースト「Music from Big Pink」聴きました。イイ。泣けます。最近60〜70年代の曲ばかり聴いてるかも。今度「ラスト・ワルツ」のDVD貸してください。
No.4kajkenさん
やっぱ泣ける音楽って大事ですよね。「ラストワルツ」、もちろんお貸しします。?かわりにThe BandのCD貸してください!
コメントする
※ コメントは認証されるまで公開されません。ご了承くださいませ。