- 2005年2月28日 01:57
- 映画
もうすぐ日本でも公開される『アビエイター』。その試写会に行ってきました。
すでに劇場でトレーラーも流れているし、オスカーの有力候補としてちらちら名前が挙っているから、耳にしたことがある人も多いと思うけど、まだ少しでもハリウッド映画に希望を持っている人なら、この映画は見た方がいい。
レオナルド・ディカプリオという俳優は、ふとした瞬間の視線のむけ方ひとつですべての感情を表現できる、当代きっての名優だと思うのだが、この映画では、『ギルバートグレイプ』以来の、役柄と俳優の奇跡的なマリアージュが成されていると感じた。
彼が演じるハワードヒューズなる人物は実在の大富豪で、ハリウッドの超一流プロデューサーで、しかも世界一巨大な飛行機を設計していたという、もう桁違いのスーパーセレブだ。あらゆるハリウッドスターと浮き名を流し、金の上に金を積み上げ続けても、まだその上の頂きを求めた男。
その主人公の破滅的な人生と、破綻してゆく精神を、巨匠マーティン・スコセッシが丹念に描いている。観客は、そのあまりの波瀾万丈人生、というか、起こる出来事のデカさに圧倒され、そして主人公のいらだちや虚無感を迫真の演技でこなすディカプリオにただ唸っていればいい。
それにしても、『グレートギャッツビー』の主人公しかり、この映画のハワードヒューズもしかりだが、当時のアメリカのリッチマンはどうしてこうも破滅を志向していくのか。ビルゲイツがすごくヘルシーに金儲けをしているのとは対照的に思える。
まあ、あまりにも莫大な資産を持つというのが、いったいどんな気分なのか、知るよしもないが、知りたいかと言われれば、知りたくないこともないので、そろそろロト6に手を出す頃合いかもなと思ったりした。
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