週末に図書館に立ち寄った。
借りた本は3冊。
そのうちの一冊が『僕たちの時代』(田中康夫)です。
田中康夫の本って、今現在すごく手に入りにくい。おどろくほど絶版で、たぶんこの本もそうなんだと思う。ぱらぱら読んだ感じではすごく面白そうだし、消費文化についての洞察は一貫していて、今読んでもかなり本質を語っています。
主観ですが、バブル期に浮かれつつもきちんとアタマつかって現状を考えてた人には、切れ者が多い。そして彼らはでかいことを現実的に落とし込む能力に著しく長けているように思う。
なんも考えずその時代を通過したおっさんは今痛い存在だけど、そういうクレバーなおっさんはやっぱりすごい。僕たちの世代以降は、でかいことを考えるには思考が少々現実的すぎるように思う。
また、そういうおっさんはいつまでたっても勉強熱心というか、向学心旺盛というか。だからこっちも結構抜けない。。。
そして、図書館でひとしきり本を物色したあとにふらりと入った喫茶店。絶妙のブレンドコーヒーです。これは誰にも教えずに、足しげく通うな・・・。
Comments [2]
No.1suzieさん
毎回たいへん楽しく拝見しております。
当方、人生はじめての「トラバ」となりますが、
今回のネタには感じるところ大でしたので、
思いきって書かせていただいています。
「ぼくたちの時代」はリアルタイムから5年遅れぐらいで
購入しましたが、康夫ちゃんの最高傑作ですね。
また、石油会社から退職する経緯を書いた「あの文章」は、
人生のバイブルでもありました。
以上、「おっさん」のつぶやき(笑)
No.2kajkenさん
suzieさん、コメントありがとうございます。
田中康夫の軽妙な文章と良い意味での「面の皮の厚さ」は、若輩者としても見習いたいところです。「その文章」はたしかに感じるものがありました。
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