大河ドラマフリークの女の子に激プッシュされて見た「義経」の「決戦・壇ノ浦」の回ですが、凄まじかった。
僕はこれまで大河ドラマを避けて通って生きてきたタイプの人間なのですが、この1回だけでも、大河ドラマの壮大さを実感、思わず受信料払ってもいいかなとさえ思いました。
とりわけ平知盛を演ずる阿部寛の名演には震えが走りました。
「見るべきほどのものは、すべて見た」と言い放ち入水する様、俺もそんなコメントを残して死にてーよ。
これまで大河ドラマってなんて長ったらしいんだろうと思っていたのですが、今回ある種この「冗長さ」こそが大河ドラマを特徴づける重要なファクターなんだということに遅まきながら気がついた次第です。
もはや2時間を超えるコンテンツには相当の拘束力が必要で、そうなるとこの年間40時間ぐらいあるだろう大河ドラマなんて基本的にはありえないんです。
でも、歴史を語るという点で考えると、そこに重みがでてくるのではないかなぁと。つまり僕は今回初めて義経を見たので、単に演出や登場人物の演技などに魅力を感じた訳ですが、それまでの35回を見てきた視聴者にとっての今回、壇ノ浦というのは、まったく重みが違うんだろうなという、歴史の伴走者にとっては快感すらともなう一大カタルシスとして映るんだろうなぁというようなことを思いました。と、するとやはり歴史を語る上では、この「長さ」は適正なのだな、とひとり分かった気になった訳です。
ところでカジケンリサーチによると、大河ドラマは20代後半の、ちょっと世の中に憂いている、恋愛に対してまっすぐなタイプの女性が視聴している傾向が高いということが明らかになりました。犬を飼っている場合も多いようです。以上、参考までに。
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