グーテンベルグの銀河系

「だいじょうぶだよ・・・」
「やったのは・・・、わたしだよ。」

って、白夜行の雪穂のモノマネが個人的にブームですが、
皆様におかれましては、一切伝わらないことと思います。
いかがお過ごしでしょうか。


なんて、くだらない話題ばっかりだと、こいつバカかって
思われる危険性があるので、
ちょっとはマジメな話をしよう。

僕の尊敬するカメラマンでありメディアプロデューサーの
鷲尾さんのブログで教えてもらったのだけど、
ミュージシャンの佐野元春さんが配信している
ポッドキャスティングプログラムがとても面白い。


佐野元春 music united.


このプログラムは全4回配信を予定していて、
毎回ゲストのミュージシャンと佐野さんののっぴきならない
音楽談義が繰り広げられるわけなんだけど、
その内容がものすごく濃密で、
既存のメディアではなし得ない深く突っ込んだ話が聞ける。

僕は自分にとってのオールタイムベストバンドのひとつである
GREAT3の片寄さんとの対談を特に興味深く聞いた。


彼が中学時代からUKロックに嵌り「音楽年増」だった話。

図書館でプレスリーと間違えて借りてきた
エルビス・コステロに衝撃を受けた話。

ラヴィン・スプーンフルみたいなバンドがやりたくて、
ロッテンハッツを結成したという話。

同時代のフリッパーズギターを見て、
同じ路線(マンチェ系)では勝負できないから別の道を模索した話。

ジョン・マッケンタイアとの邂逅の話。

プロデューサーとしての、
佐野元春から学んだことを自分でも伝えようとしている話。


ひたすら通勤の山手線の中、2人の対談に耳を澄ませていた。

鷲尾さんも指摘していることだけど、
佐野さんの進行・質問がとても知的で無駄がない。
それと、佐野さんがときおり「もちろん」という相槌を打つのだが、
これがなんともかっこいい。
話し手に勇気を与える相槌だなぁと思った。

結局のところ、既存メディアは価値が下がったなんて
ただ嘆いてみせているどっかの誰かよりも、
自分の歌を少しでも多くの人に届けるために
地道な一歩を模索しているミュージシャンの方が
よっぽどメディア開拓者精神に溢れているなぁという話。

それとポッドキャスティングの良いところは
やっぱり話し手とリスナーの距離がすごく身近に感じられることです。

ぜひ、通勤のお供にポッドキャスティングを。


あー、
それにしてもNHKのこの騒動はまた問題あるよね。
こんなんだから、信用されないんだよ。

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