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Put the book back on the shelf 2

  • 2006年4月10日 02:13

音楽 三島由紀夫

三島由紀夫の代表作。
ではなく、むしろ亜流というかニッチ系、枝葉的な作品。

都内で精神科医(カウンセラー)を営む汐見和順の手記という
体裁で書かれたサスペンス風の作品。
汐見のもとに訪れたのは不感症の女性で、その原因をカウンセリングするうちに、
医者自身が非現実的世界の深い森に紛れ込んでしまう、、、というような内容。

解説に女性誌に連載していたってあるけど、
読者層を意識してか非常に読みやすいので、三島文学アレルギーの人にもおすすめ。

終盤の展開は、連載らしくやや冗長なきらいがある。
なんといっても始まりから中盤あたりまでの医師とミステリアスな女患者のやりとりが秀逸。

ちなみに新潮文庫の三島作品の装丁、僕は肯定派!


「これだけは、村上さんに言っておこう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶつける330の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか? 村上春樹 絵・安西水丸

村上春樹が読者からのたわいもないメール質問に答える脱力系ムック。
おなじみのコンビでお届けされるゆるめの内容に仕事上のミスとか
ぱっとしない日常とか忘れて、ほっとすること請け合いです。

村上さんの、クールな態度をとり続けながらも、
なんだかんだいって世界や人々を信じている姿勢を見るにつけ
「村上春樹でこうなんだからオレもちゃんとしなきゃなー」と、
世の中に対して前向きな気分になれます。


村上春樹の隣には三島由紀夫がいつもいる。 佐藤幹夫

三島、村上ときて、この本です。
新書なんだけど鹿児島の空港で買って、
帰りの飛行機の中でほとんど読んでしまいました。

村上春樹を三島文学の系譜として分析するアプローチは、
これまでにはありそうでなく、興味深かった。

筆者もその着眼点にはそうとう自信があったようで、
ことあるごとにそのことをやや自慢気に持ち出してくる。
いや、それ自慢されてもって感じなのだが。

が、内容としては比較的ありがちな、
初期村上作品を重箱の隅をつつくようなやり方で読み込むというもの。

目のつけどころがよかった割には、掘り下げが甘くやや消化不良。
だけど、この本を読んでまたいろいろと読み返してみたくなりました。


そして今は、スチュアートダイベックの『シカゴ育ち』を読んでますが、
これ超良い。

帯にかかれた翻訳家の柴田先生の一言
『いままで自分が訳したなかで最高の一冊』にはノックアウトされました。

Comments:2

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naomi 2006年4月14日 22:37

いろんな本読んでいるねぇ。
読み終えた本、ちょっと貸してくださいな。
最初の、三島由紀夫のやつって、「私、音楽がきこえないの。。」とか患者の女がいいだすやつかい?

ところで、お誕生日おめでとうございました!

kajken 2006年4月15日 20:25

>naomiさん

じつは、本当はもっと読んでるんですが、
ここにはちょっと書けないようなダメな内容の本も多いので、
かっこつけられるやつだけ選んでブログに書いてるんですよ。。。
本、てきとうにみつくろって貸しますよ。

そうなんです。僕もついに27歳になってしまいました!

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