秋だし、あんまり忙しくないので本ばっかり読んでます。
最近のおすすめは、スコット・フィッツジェラルド
『グレート・ギャツビー』の村上春樹新訳版ですかね。
僕は高校生の頃に野崎 孝氏の訳で読んで、今イチ内容が理解しきれず、
そのあと文京区立千石図書館でロバート・レッドフォード主演の
映画のVHSまで借りて見た覚えがあります。
あらためて読むと、当時とはまた違った、というか
まったく異なった不思議な懐かしさもあって、感慨深かったです。
春樹氏の訳者あとがきを読むと、この本に対する特別な想いが伝わってきて
それもまたなんだかやる気がでます。
『グレート・ギャツビー』は村上春樹氏の生涯最も影響を受けた一冊、
としてよく知られていると思うけど、
まあ、作家というのは得てして読書家なものです。
WEB『本の雑誌』のサイトに、作家の読書道というコーナーがあって、
毎度なかなかなメンツで楽しませてくれます。
これを見ていると、
子供の頃はみんなSFやシャーロックホームズを読んでて、
筒井康隆を通りつつ、フランス文学とか日本の戦後文学に流れるってのが
すじなのかなぁって考えちゃったりします。
読書歴は確実に文章に影響を与えると思うので、
読んでいて面白いです。
たまに、吉田修一が島田雅彦に影響受けてんだ!とか、
綿矢りさたんヴィレッジ・ヴァンガードで本買ってんだ!とか
岩井志麻子、ポートレイトからして怖ぇ!とか
そういう発見もあって、それがまた楽しい。
いくつか、僕のおすすめを。
ちょっと古めの喫茶店に行って、
コーヒーでも飲みながら、2人黙ってゆっくり読書。
そんなデートが、今、したいなー。
コメントする
※ コメントは認証されるまで公開されません。ご了承くださいませ。