年始の動き

喪中で、年賀状を控えさせていただいたこともあり、
ゆったりとしたお正月をすごす。

2007年、
とりあえず『かもめ食堂』をDVDで見た。
これは、そっち系の女子がやられるのも無理ないな。
イッタラ、マリメッコ、イケア、、、。

だって、俺もフィンランドで食堂やりたくなったもん。
登場人物の今イチ巧いんだが下手なんだかよくわからない演技はともかくとして、
それぞれに対する距離感の微妙なところは、いい感じで表現されていたように思う。
おにぎり好きには垂涎ものの映画である。


あとは、年末に買ったCD、マーラーの2番『復活』や、
Echo& The Bunnymenの『ポーキュパイン』を聞く。

いずれも人に紹介されたもの。
毛色は異なるが、どちらもすごく良い。


あとつい勢いで買ってしまったのが、The Clashの7インチシングルの限定BOXセット
これ買ったのはいいんだけど、レコードプレーヤーが実家なんだよね。
これを機に、新しいオーディオセットを組むことも検討中。

本の類いでいうと、今一番面白い文章は、
間違いなくen-taxiに連載されている立川談春の『談春のセイシュン』だと思う。

実はこの連載がはじまったのは、en-taxiの09号。
そうです、あのリリー氏の『東京タワー』が連載完結した号です。
僕はちょうど2005年4月11日にわざわざ感動したと書いていますが。


この号でリリー氏の小説からバトンタッチするように、談春師匠の連載がはじまっているんですね。
実際、en-taxiは創刊以来の大きな柱であった『東京タワー』をこの号から失うことになるんだけど、
ちゃんとその後の手を打っていたということなんだな。
さすが福田和也!

この立川談春の連載。
とても文章を生業にしていなかった人とは思えない。
もちろん落語家は言葉を生業にしているわけで、
そういう意味では門外漢というわけではないのだが、
とにかく素晴らしい。


談志(イエモト)に対する一種の信仰告白という形式で、
自身が入門した頃の話や日々の稽古のことを書いているんだけど、
表現は淡々、飄々としているけど、内容はヒリヒリしていて、深く心に刺さる。

当然このサイトの読者ならen-taxiは毎号買ってて然るべきだと思うけど、
そうじゃない人は連載を今から読むのも難しいと思うので、
この本が単行本になったら、ぜひ手にとって欲しい。


* * *

ところで、昨年末あたりから、
このサイトのサイドバー(通称「すべるバー」)に新しいコーナーがひっそりと新設されていたことに、
感度良好の読者の皆さんはお気づきでしょうか?

Great Escape Merchandising Store!

「買って損したとは言わせない」
そんな厳選されたソフトやハードが目白押しです。
ぜひお試しください。

それでは、本年もThe Great Escape をどうぞよろしく。

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