The Great Escape

つーわけで、
ざっくりツーソンの雑感、
ていうか見たまんまを書く。

|GEM SHOW の会場　2007.1.31 GR-D|

会場の様子はこんな感じ。
僕たちが行ったのは、朝９時頃だったが、
すでに巨大な駐車場が２つほど満杯で
やや離れた駐車場にクルマをとめることになった。

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|AGTAの会場の入り口　2007.1.31 GR-D|

大きな会場は２つあって、ひとつがこのAGTAの会場。
ベタなサボテンが並んでいてかわいい。

AGTAってのは、American Gem Trade Associationの略で、
出展社は主にアメリカに在籍する会社となる。

こちらの会場はしっかりした造りになっていて、
ブースがこぎれいである。

|AGTA会場の中の様子 2007.1.31 GR-D|

ただし例年、AGTAの方は元気がなくなり、
弊社として見て回るブースも少なくなっているのだと言う。

ざっと見た午前中に買ったのは、とりあえずムーンストーンのみ。

|ムーンストーン　2007.1.31 GR-D|

そしてもうひとつの会場が、通称「テント」とよばれるGJXである。
GJXはGem and Jewelry Exchangeの略称。
もちろんテントでできているのだが、
テントといっても実に広大なテントなのである。

|GJX会場の入り口　2007.1.31 GR-D|

こちらは、AGTAとは異なり、アメリカだけでなく世界中のGem Traderがひしめき合っている。
上品ではないが、掘り出し物の山、そんな感じだ。

そしてAGTAとは対照的に、こっちの会場が年々混んできているのだという。
なんとなく、トレジャーハンティング的なニュアンスが高いので、
こっちの会場の人気が高いのもうなずける。

ただし、売っているものはほんとうに玉石混合で、
宝石というより、むしろ鉱石みたいなものも売っている。

|エメラルドの原石　2007.1.31 GR-D|

いくつか、購入したものを。

|インペリアル・トパーズ　2007.1.31 GR-D|
薄く出した紅茶のような、とても上品なカラー。
トパーズの中でも、この色の物を特別にインペリアルトパーズといい、
日本でも人気が高い。

|パライバ・トルマリン　2007.1.31 GR-D|
ダイヤモンドよりも高価な宝石というパライバトルマリン。
写真のものは１キャラットほどだが、驚くほど高額！
それでもこのクオリティのものが出ているのは稀だという。
ブラジル人から購入。

| デマントイド・ガーネット　2007.1.31 GR-D|
デマントイド・ガーネットは、
１９３０年代にはすべてティファニー社に買い占められていた。
その後、まったく姿をみせず幻の宝石と言われたらしい。

ここ５年ぐらいで再びロシアで採掘されるようになり、
トップクオリティのものは本当に少なく、値段もうなぎ上りだという。
蛍光の緑色で、とても発色がいい。
ウクライナ人から購入。

購入のプロセスは様々で、
ショウケースにある物を見せてもらって値段を聞くものや、
あらかじめ弊社のサプライヤーとして繋がっている人たちに
とっておいたものを奥から出してもらうこともある。

その中から、明度や傷の有無などをチェックして、
値段交渉が折り合えば、購入ということになる。

何しろ初体験なので、とにかく今日は興奮と混乱の中で、
ひたすらルーペをつかって宝石を見まくった。

そんな新しい体験に興奮しているうちにあっという間に、
日が暮れてしまった。

明日もほぼ同じようなことをやる予定。

とりあえず、一日目はこんな感じだった。