- 2007年3月19日 22:56
- 映画
いやー、最近家の近くのゲオっていうレンタルビデオ屋が、
なにをとち狂ったか、新作旧作問わず一本10円っていう、
あり得ない値段をつけてるもんだから、
ついつい勢い余って借りてしまったよ。
『40歳の童貞男』
この映画については、みうらじゅんと伊集院光の名著、
『D.T.』(童貞をおしゃれに表現したもの)を読んだ人と、
まずはひとしきりコメントしあいたい。
「世の中の男性には、"元童貞"と"現童貞"しかいない」という至極シンプルな真理こそが、
この本が与えてくれる気づきであり、ちょっとした人生の確かさだったはず。
そして童貞と処女の性界におけるブランドプレミアムの差。
処女には天文学的な価値があるのに、童貞にはまるっきりないっていうかむしろマイナスイメージ。
そのこと(不都合な真実)に警鐘を鳴らしているのが、また本作の社会的貢献であるともいえる。
童貞を失うことで文字通り「失ったもの」。
この映画(と本)は、そんな忘れ去られた記憶への鎮魂歌といっても過言ではないのだ――。
とかなんとか前置きが長くなってしまいましたが、
この『40歳の童貞男』、いい映画です。
僕の好きな『ハイ・フィディリティ』っていう映画にもちょっと似てる。
主人公は、いい感じに童貞をこじらせた40歳男性。
ひょんなことから職場の仲間(男友達)にそのことがバレて、
みんなでがんばってコイツを男にしてやろうぜ!ひと肌脱ごうぜ!みたいな、
周りが勝手に盛り上がっちゃう、おせっかい系ハートフルコメディ。
基本的に超下品なジョーク満載で、ゲイとか差別しまくり。
面白かったのは、「○○なヤツはゲイ」っていう言い合いをするシーンで、
「COLDPLAY聞いてるやつはゲイ」っての、
なんかわかる気がする。
そんな感じで恋は進展するやらしないやら、みたいな。
ストーリーにはいささか脱線が多く、
あっと言わせるような大どんでん返しも当然のごとく無いのだが、
この映画の醸し出す永遠の男子校ノリは、僕にとってリアルな青春群像なのです。
「この心持ちが女にわかってたまるか!」
ってな感じで、ゲハゲハ笑いながら、中2になった気分でこっそり鑑賞しましょう。
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