今日は都知事選の日でした。
僕は家の近くの小学校に行って投票して来た。
よく晴れた投票日に、散歩がてら近所をぶらつくというのも良いものである。
それぞれの候補者のマニフェストっていうか方針みたいなのが、
書いた紙が数日前にポストに入っていたので、いちおう投票前に目を通した。
なんとかってぇ建築家が、
「東京を世界一センスのよい文化都市にします」って書いてたのには笑った。
だってそのおっさんのポスターも髪型もセンスないんだもん。
それに東京はすでに世界一センスのよい文化都市になりつつあるのだ。
おっさんの手を借りる必要などない。
まあ、そんなことは実はどうでもいいのである。
実は、俺は俺で、知事としての政治活動に勤しんでいるのである。
我が『かじたろうシティ』は、市民20万人からなる大都市にまで成長をとげた。
とにかく教育と医療の水準の高さは群を抜いており、
近隣都市からの移住が後を断たないのである。
それにしても、このゲームをやっていて痛感するのは、
市長ってのはまさしく市民のサーヴァントだなってこと。
とにかく市民の要望を、丁寧にすくい上げることが大事だ。
ときに住民税を引き下げて人気を得て、
ときに動物園をオープンして人気を得て、
ときにゴミ処理を近隣としに任せることでクリーンな街をつくり人気を得て、
住民を気持よーく満足させながら、
こまめに改革をすすめるという、
風俗嬢のようなタフネスと、クオーターバックのような判断力
によってのみ成り立つ、しごく人間的な活動なのである。
もし僕が中学校の社会科の先生だったら、
このソフトを教材として生徒ひとりひとりに街づくりをさせてみたい。
たかがゲームの中の世界だが、その箱庭には、
間違いなくそれぞれの人間性が色濃く映し出されるはずである。
それにしても、自分の街をつくっていると愛着が湧くから不思議だ。
「かじたろうシティ」は、様々な問題はあるにせよ、
とにかく図書館の数では、どの街に負けない自信があるよ。
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