学校についての愕然と日々の勉強

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今週から、学校が始まりました。

まあ、なんつーか、
社会人5年もやったんだから、学校なんてお茶の子、
つまりチャコだぜと、海岸で若い二人にたかをくくっていたのですが、
よく考えたら授業が英語ってのは、かなり大変だということに
始まってから気づく始末。

そもそも僕が通っている学校は、
米国の宝石鑑定を公認する組織なので、当然生徒の30%ぐらいはアメリカ人なのな。

残りは、まあ、僕をはじめとして世界各地のジュエラーの息子や娘、
このご時世にはインド人がすっごい多い、って感じなんだけどさ、
外国人が英語の授業について行くのって、大変なのな。

宿題が、毎日出て、
1日だいたい120ページくらい英語で書かれた、鑑定マニュアル(ほぼ鈍器)を通読して、
その宿題の中からマークシート式テスト60問を提出するという、、、

これさー、俺がアメリカ人だったら、簡単かもしんないけどさー、
日本人だから、超時間かかるの仕方ないよね。

と、いう感じで、学校で朝8時から勉強して、
帰宅してさらに6〜7時間宿題するという非常に、予想外に、スタディハードな
毎日を送っています。

慣れたら、毎日1時間くらいで宿題終わるようになるんかな・・・?


・・・と、まあ留学生にありがちなファースト・インプレッションはさておき、
一方、宝石の勉強はとても楽しい。

8ヶ月間、日本で仕事をしていた時に感じていた素朴な疑問や、
あるいは疑問すら持たずにやっていたことが次々に解明されていく。

今やっているのは、ダイヤモンドのグレーディングなんだけど、
4Cという基準(カット、カラー、カラット、クラリティ)を、
自分の目で見て、判断できるようになれるってのは、かなりアツい。

基準がいちいち「よくできなんなぁ」って感じで、
すごく洗練されていて無駄がないグレーディング。
これ、身につけて帰ったら、すごく面白いことになりそう。

例えばリテールをやるんだとしたら、
この基準を分かりやすく生活者にディスクローズするのはどうだろう。
顧客にも、ちゃんとこの基準を知る楽しみを知ってもらえばいいんだ。
そもそも宝石はなんつったって見ることが一番楽しいんだから。

「宝石の選び方」や「買う瞬間以外の楽しさ」を世の中の人に知ってもらうにはどうしたらいいだろう。

って感じで、勉強したことと、仕事への活かし方を繋げて考えるのがまた楽しい。
仕事に、すべからく直結する勉強ができるのって幸せだ。
それも一度その仕事を経験した後だから、なおさらに。

そんなこんなで、日々フンフン頷いているのである。






フンフン頷きといえば、
クラスメイトのアメリカ人のギャグセンスも侮れない。
それはこんな感じだ。

先生「よーし、みんなおつかれさま。
   今日はG.I.AカッティンググレードのFinish(仕上げ)について勉強したね。
   さて、そうすると明日やることになるのは・・・?」

米人「ピッツァ・パーリー!!」

その他大勢 「Yeeeeeeaaah!」
      「Difinitely!」

って、隣のお前、なんだよそのガッツポーズはよ、、、
とりあえず、明日の予定を聞かれたら元気良く「ピザパーティ」と応える、と。

勉強になるなぁ。

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Comments [2]

No.1

あれ??
高田純二さんのブログはココですか?

ってくらいにマニアックな情報を待ってます!!

No.2

俺の尊敬する2大「ジュン様」の1人ね。

あの人出て来ると宝石業界のうさんくささが増すから、
それが悩みのタネだ。


それと「純次」だから!
そこ、まちがえんといて。

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