ポプシクルのこと

被災しましたが、おかげさまで無事です。
今日は夕方にぱらりと雨が降ったので、
もう火の心配はなくなったと思われます。
いつものように平穏な土曜日を過ごすことができました。

どれぐらい平穏かって、
14時くらいにホットケーキ食べて昼寝しちゃうくらい平穏。
ハロウィンに子供たちが訪ねてきた時用の
お菓子を思わず開けちゃうくらい平穏。
ニコ動でチーターマンのラップに微笑めるくらい平穏。

そんな雨降りの午後だったのですが、
たわいもない発見があったので、そのことを少し。


今日は家を一歩も出ねぇ!と心に決めて、
ごろごろしたり、ポッドキャスティング聞いたりしてたんだけど、
日本からレイモンド・カーヴァーの全集を沢山もってきてて、
その中でも再読なんですが、
初期短編集の『頼むから静かにしてくれ 1』を読んでました。

その中の「アラスカに何があるというのか?」という話。

この話は、端的に説明すると、
ごく一般家庭に生活するご主人と奥さんが、
最近、誕生日に水パイプを買ったばかりという隣人夫婦のディナーに招待されて、
んで、夫婦2組でラリったりしながら、たわいもない会話を重ねる中で、
どうしたって生じて来る夫婦同士のズレや、あるいは夫婦内でのズレ、
言葉にできない違和感を浮き彫りにするという、非常にストイッックな一遍なのですが、
「誕生プレゼントに水パイプって新しいよね」とか、それはひとまず置いといて、
その中でこんな台詞があるんです。

「うちにはM&Mとポプシクルがある。もし食べたかったらどうぞ」
「ポプシクルが食べたいな。あなたキッチンに行くついである?」
「君はポプシクル欲しいかい、カール?」
「オレンジのを頼むよ」

うーん。
で、ポプシクルって何?

すぐ思い浮かぶのは、
渋谷系末期に出て来た「Swinging Popsicle」のことなんだけど、
それ、思い出したってポプシクルが何か分からないからね。

ポプシクル。
言うまでもなく、語感はかなり良いわけだ。

「ポプ」の持つPOP感と、「シクル」で収束していく感じ。
小説を読んでいて、無性に気になってしまった。
俺もポプシクルが食べたいな。

読書を中断してインターネットで検索するのは簡単なんだけど、ヒントは2つある。
それは、1食べるもので家にあるもの 2オレンジフレーバーがあるもの。

僕は小説の後半からポプシクルのことが気になって仕様がなかった。
未だ見ぬその異国の食べ物に対する好奇心に満たされ、物語は一層の輝きを帯びた。

がんばって読み終えてからさっそくググっと調べてみました。

知ってる人、いるのかな?

これでした。
これかよ。

明日、さっそく買って食べてみようと思いました。
以上。

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