The Great Escape

毎年やっているようで、
実はぜんぜん恒例になってない気まぐれ振り返り企画ですが、
そろそろ本気でやろうと思います。
俺、今夜きめたから。

と、いうわけで、
２００７年のコンテンツ・オブ・ザ・イヤー。

これは音楽、映画、文学、その他ごちゃまぜにした上で、
最も感銘を受けたコンテンツ、ということで。

その他、各メディアごとに適当に好きだったものは
別エントリーで挙げます。
というわけで、このページをインデックス的にお使いください。

■「音楽」はこちら
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■「文学」はこちら
■「その他」はこちら

で、栄えある「コンテンツ・オブ・ザ・イヤー」はこちら

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■コンテンツ・オブ・ザ・イヤー

TBSラジオ『文化系トークラジオLIFE』 Podcasting

永遠の部室トーク、サブカルをこじらせた大人たちによる文化系のための番組。

毎回のテーマ設定が絶妙なのだが、
『先生』
『友達』
『Jの時代』
『ロスト・ジェネレーション』
『暴走するインターネット2.0』などの回が特に面白かった。

メインパーソナリティの鈴木謙介氏（社会学者）はもとより、
佐々木敦氏（評論家）、森山裕之氏（元クイックジャパン編集長）
津田大介（IT音楽ジャーナリスト）、柳瀬博一（日経BP編集者）
という珠玉のサブパーソナリティ陣ー
僕がなりたかった（でも怖くてなれなかった）
もうひとつの人生を歩む大人たちによる文化系トークが素晴らしい。

そして、2〜3時間にわたるラジオ番組すべてをポッドキャスティング化し、
なおかつポッドキャスティング専用コンテンツを1時間ぐらいやるという、
制作者側の熱意が伝わって来る濃度がすごいのだ。

僕は中学以来のRADIOアディクトになり、
すべての回を繰り返し聞きまくりました。

何かについて深く考え、結びつけ、それを口に出してみる、
そして皆でその言葉についてまた考える、という一連の行為から生まれる
ダイナミズムを見事に捉えた、奇跡的な番組。

聞いていると無性に何か行動を起こしたくなる、という意味で、
今年読んだどの思想書よりも、実践的なサバイバルマニュアルでした。

このポッドキャスティングを聞いて、
自分がやるべきことが明確になった気がする、と言ったら言い過ぎか？
いやでもその位、はげしく影響を受けた最も優れたコンテンツ。