友達が帰り、いつもの日常が始まって、
なんだか急にエネルギーを持て余してしまったので、
学校が終わってから、自転車を走らせる。
隣町エンシニータスのサーフスポットへは片道30分。
着いたのはちょうど16時頃。
|2008.01.14 Encinitas Sulf Spot Photo by iPhone|
今日は1月にしてはかなり気温が高く、
その時間でも24度あり、サーフィンには最適だ。
平日の夕方にも関わらず続々とサーファーが集まってきて
海へ続く階段を降りる。
学生らしい快活そうな若者、逞しいおじさん、ブロンドの女の子。
みんなが当たり前に海を組み込んだ生活。
映画『Sprout』で見た終わらない夏の光景がまさしくここに。
サーフィンという、
波という地球規模の永久機関を道具にして遊ぶスポーツ。
自然がつくり出す「繰り返し」の中に巻き込まれて
文字通り波にもまれて、岸に戻って来る、という行為だ。
それに魅せられた彼らは、
僕や東京で暮らすみんなよりも、
きっと地球に深く関わっているのだ。
当たり前のように地球に関わってみること、
そこに生活を置いてみることは、
口先だけのエコロジーや、いたずらに「地球危機!」を唱えることよりも、
まず先にあるべきことの様に思えた。
海が近くにある生活というのは、
本当の意味で贅沢で代え難いのだろうなぁと思った。
休憩がてら数枚の写真を撮りながら、僕はそんなことを考え、
REDIOHEADの「Fake Plastic Tree」とThe Stone Rosesの「Where angels play」を聞いて
もと来た道を帰った。
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