週末にゲッティーセンターを訪れたのち、
L.AサンタモニカのCDショップにて
『スウィーニー・トッド』のサントラを購入。
L.Aからの帰り道は、X JAPAN再結成よろしく紅に血塗られたものに。
サントラの買い方、というのは結局2通りしかなくて、つまり
映画を見るよりも先に買うか、
映画を見た後に買うか、ということ。
まだ見ぬ映画のサントラを買って、
想像力をはたらかせ、映画の情景を思い浮かべたりするのも良いが、
後買いは、映画の追体験を解釈を交えてじっくり出来るという意味で、
2度美味しく、これもまた楽しい。
Sweeney Todd [The Motion Picture Soundtrack]
今回買ったCDには、
作中に使われた音楽や歌だけでなく、役者の台詞まで収録されていて、
映画再現度は120%。
分厚いブックレットには歌詞と台詞がほぼ全編記載されていて、ほぼ脚本状態。
歌詞を読みながら英語が聞き取れなかった部分を
あらためて見直すのにも役立つ。
写真も沢山載っていて、
映画の名シーンがことごとく網羅されているのも、お得感が高いのだ。
登場人物たちの一見、入り組んだ感情のほつれを解いていった先にあるのは、
シンプルな1→1の片想いたちだったのだということに、
映画で見た時よりも、むしろ鮮明に気づかされた。
この映画はまったく行き場を失った片想いばかりが、
ベッタリと織り重なっている映画なんだ。
ジョニデプ師匠の歌声には、とりたてて特筆すべき点はないけど、
他の役者との絡みはゾクゾクするし、
特にアラン・リックマンとの掛け合いによる『Pretty Woman』は、
間違いなく本作のハイライトのひとつだろう。
ラストシーンまで一時間強、
一気に時系列で追体験できるので、
映画を見た方にはオススメです。
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