あの頃、いち早く正解にたどりついたのは。

schadaraparr_photo.jpg

スチャダラパーがデビューしたのは1990年。
バブル末期から崩壊とともにシーンに出てきた訳だけど、
やっぱり90年代の寵児って感じで、
最近は遠ざかってる人も多いんじゃないかって気がします。



いわゆる日本語ラップがJ-POPのマーケットに定着したのは、
ドラゴンアッシュ以降な訳で、
そういう意味ではスチャは早すぎたが故に、
常にシーンとの距離感があったように思う。

だけど、今あらてめて考えてみても、
スチャほど正しくDe La Soul直系のNEW SCHOOLを咀嚼して、
日本でやっているグループはいないんじゃないかと。


僕が初めてスチャを聞いたのは、
高校生の時の『5th Wheel 2 the coach』で95年。

初めてライブに行ったのは、それから3年後のAPE HEADZ SHOW'98。
当時はスーパーカーとかコーネリアスも出てて、良いメンツでやってたんだよなぁ。
んで、俺はNOWHEREでちょろっと服買ったりしてたんだよなぁ。

なんとその98年からいつの間にか10年も経ってやがる。

いつのまにかスチャはデビューから18年!
これにはマジでビビる。


でも何がすごいって、
デビュー当初のスチャが第2回DJアンダーグラウンドコンテストでやった
『スチャダラパーのテーマ Part-1』。
これが今聞いてももうむちゃくちゃかっこ良くて
思わずカレーを吹きそうになるってこと。

ラップで、日本で、しかも18年前でだよ。


最初から正しいことができるのは、ほんの一握りの人だけだけど、
その時、その時にちゃんと考え、自分たちが「面白い/かっこいい」と思うことを
てらいなくやってきたことが、
彼らが正しくあり続けられた要因じゃないかなー。

ここ数年はなんやかんやで毎年ライブを見てたから、
今年に入ってから無性に、またあの3人のステージを見たくなった。


ってことで、デビュー以来一度も音源化されてない(権利上の問題。見れば解る)
幻のデビュー曲『スチャダラパーのテーマPT.1』でも見て、ぶっとんでください!

ライムする直前のBOSEの本気モードの顔、かっこよすぎ。


スチャダラパーのテーマPT.1 [LIVE] / スチャダラパー


今年もアルバムを出すらしいけど、
とりあえず最近のスチャのアルバムでは、CON10POか、The 9th Senseどちらもオススメ。

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Comments [2]

No.1

Kajken

小生の中でもスチャダラは健在です。
i-Pod Touchのレパートリーから落選される気配すらない。
高校時代に聞いたのとは別の視点で楽しむ事ができるからな。

スチャダラは
「純粋に面白い/かっこいい事やってたら今でもかっこよかった」
ということ。
何にせよ大衆に消費されて終わるアーティスト達は
「今面白い/かっこいい事やってれば今面白い/かっこいい」
という発想なんだと感じる。

違うんだよ。そもそもが。

何が問題かと言えば、
小生がThe Hello Works のCD+DVDを買いそびれた事。
あぁ、痛ましい。

No.2

>koyamagic

高校の時のカラオケでみんなでスチャ歌って、
生まれて初めてラップを歌った感じとかって懐かしいよなー。
最近の知性&文学性あふるるリリックも秀逸です。

それにしてもこの『スチャダラパーのテーマPT.1』はどうだい!
まるで和製「Sabotage」じゃないか。

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