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第3次細野晴臣ブーム

アメリカに渡るにあたって、
徒然亭スー草師匠に「あちらで聴きなさい」と薦められて以来、
HAPPY END』をよく聴いています。


はっぴいえんどは、
高校時代に(サニーデイ・サービス経由で)知ってから、
間断なく聴き続けていたのですが、
西海岸の気候にこのアルバムがここまでマッチするとは、
師匠に教えてもらわねば、気づかなかったと思います。

考えてみれば、当時のはっぴいえんどは西海岸のロックに影響を受けて、
その音楽を模倣し日本語に変換するという取組みをしていたわけだから、
お祖父ちゃんの代に遡れば出所はこちらな訳だ。
なるほど納得、面白いね。

そんなわけで、時間と好奇心を持て余すままに
ルーツの拡張・掘り下げを続けるうちに、
個人的な細野晴臣ブームが、突然炎のごとく到来しました。

そもそもの引き金はYouTube。

「歳をとって、色々なこだわりが曖昧になってきている」という細野さんが
ボーカルを解禁してバシバシ歌ってる東京シャイネスの、
はっぴいえんど時代の曲があまりに素晴らしく。

東京シャイネス 「しんしんしん」
DVD出てます。→東京シャイネス

日本にいたら即買いだよチクショウと思いながら、
こちらでは手に入らないので、仕方なくネットの世界を漁ることに。


んで、iTunes U。

って、利用してますか?みなさん。
いまや世界中の大学の講義が、iPodで無料聴講できるらしいよ。

武蔵野美術大学の『21世紀文化論』という授業で、
細野さんとアースダイバーの中沢新一さんが特別授業やってて、
これがバカみたいに面白い。

tamabi.tv 「細野晴臣 これからはじまる音楽のために」

2人は長い付き合いの友人同士らしいのですが、
中沢さんが「YMOから路地裏学を学んだ」という話や、
細野さんの「産業音楽にはノイズがない」という話は、
彼らがこれまでにやってきた活動の理由に、そのまま転換できるものです。

あと、細野さんが講義(雑談)の中で「American Apparelがかっこいい」って、
この還暦のおじさん、どんだけセンス良いんだよってな感じで、
非常に知的な駄話が続きます。

そんなんにやられた僕はさらに細野さんの言葉が聴きたくなり、
再びYouTubeにダイブ。


NHK教育が2000年にやった特番ETV2000『細野晴臣 いつもあたらしい音を探している』は、
1時間半のボリュームで、
細野さんの半生を豪華な証言者ビデオとともに振り返ります。

細野晴臣 『いつも、新しい音を探している』 1/10

小林克也の見事な対話術のもと、
日本語ロックのオリジネーターによって、
日本人とアメリカとロックの関係が詳らかにされます。

「僕が山下達郎や大滝詠一のように歌えたらよかったんだけど」という一言には、
コンセプターでフィクサーであり続けた細野晴臣が歩んだ(選んだ)道が滲み出るようで、
なんだかしみじみした気分になりました。


で、この番組を見て、
やっぱYMOもすげえなと思って、
あらためてYMOを見たらむちゃくちゃかっこ良かった。

これが1979年のライブですよ!
ブインブイン言ってるベースライン、マジでネ申。


こういった長い時を経て、
冒頭のヨーダの様な風体のハリーが出来上がったわけですね。

アメリカ、西海岸のバッファロー・スプリングフィールドを目指して
日本でロックを鳴らした青年が、テクノやエレクトロニカを経由して、
また再び歌い始めている。

はっぴいえんども、YMOも、リアルタイムで体験できなかったことを
悔しがってもしょうがない。

テクノロジーの恩恵を最大限に享受しつつ、
こうして現在進行中の細野さんとその音楽に、
ちゃんと向き合っていきたいものだとあらためて思いました。

HASYMO interview

Comments:2

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スー草 2008年4月13日 17:20

おーYMO!

これはシンセ抜きで、細野、高橋、渡辺香津美(ギター最高)のトリオで聴きたいですね。
あ、矢野顕子をアコースティックピアノにしての4人編成もいいかも。

kajken 2008年4月14日 03:07

香津美のギターはマジすごいっすね。

僕、正直YMOをなめてました。
これからはちゃんと聴きます。

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