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孤空庭園・マチュピチュ遺跡

  • Posted by: KAJKEN
  • 2008年6月 9日 15:03


数多在る世界遺産の中で最も魅力的かつ創造的なモノの一つが、
このマチュピチュだと云っても過言ではないだろう。

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この地にたどり着くまでには、
現代人の我々ですらスイッチバック方式の列車で
クスコから3時間揺られることになる。

そしてさらに駅からバスに揺られること30分。

この幻影のような空中都市は、
高度3000メートル超の場所に突然、ぽっかりとその姿を現す。

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1911年にアメリカ人の考古学者ビンガムが発見した際には、
遺跡を覆い隠すようにして、完全に樹木が生い茂っていたのだという。

この遺跡を少し引いてみれば、
周囲はあいかわらず鬱蒼とした森林に囲まれている。

なぜこんなアクセスしにくい場所に遺跡があるのかということは、
マチュピチュ発見以来、考古学者たちの間では議論されてきた。

王族や天文学者などが、
ある時期に政治のことを決めるためにやってきた
「避暑地」だったのではないかというのが、近年最も有力な説。

この地に居住していたのは建物の数から類推するに800名程度。
一つの街とするにはあまりに小さい規模である。

その割に神殿や段々畑、しっかりとした貯蔵庫などがあったのは、
つまり集中合宿をやる場所だったのだということだ。

ここは気の流れが良く、世界で最も瞑想しやすい場所らしい。

天文学を重視した当時の学者や統治者たちが、
この地を研究施設としたのいうのも、
此処に立ち、その空気を吸うと納得できる。

そしてスペイン侵略の際にも、その存在は明らかだったものの、
結局この場所が発見されることはなかった。

だからこそ、長い年月を経た今でも、
インカ帝国時代そのままに遺跡が残っているのである。

200806macu_4.jpg

ガイドが話す、マチュピチュやインカ帝国のたどった歴史に比べると、
目の前の光景はあまりに牧歌的だ。

この地に確かに流れたであろう血は、きれいさっぱり浄化され、
今はただその美しい佇まいだけを見せてくれる。

圧倒的な大自然の中にある圧倒的な時間の残滓に
僕はただ呆然としてしまう。

参照:マチュピチュ(Wikipedia)

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