神楽坂に住みたいと初めて思ったのが、
何時の事だったか忘れたけど、
とにかくそれは東京が今みたいに乱暴にパリ化しておらず、
神保町は東京のカルチェ・ラタンで、
神楽坂はパリ18区すなわちモンマルトルだという例えに、
いちいち感心していたような気がする。

神楽坂っていうと、なんかもう「神楽坂にすまう」的な、
もはや「神楽坂、上ル」的な、
情緒感が全面に売り出されているけど、
実際に路地を曲がればごく普通の住宅街であって、
僕が長い事住んでいた文京区界隈とも非常に似た印象の町並み。

確かに表通りに外人は多い。
あとカフェ、バー、飲み屋、レストランも沢山。
美容院は白金台の方が多いな。
クリーニング屋は白金台の方が高いよ。

まあ、
せっかくこの街に住むんだから、
神楽坂が舞台になったドラマでも借りてみようかなぁとか思いつつ、
今のところは家具選びにネットを徘徊し、
部屋中にだらしなく鎮座するラクダの如きダンボール箱から、
目をそむける日々なのである。

P.S
そう言えばこのサイトのヘッダー部分にある白黒の電車が写っている写真は、
ちょうど飯田橋から市ヶ谷に向かう外堀通りの途中で、
日仏学院を背にして撮った写真でした。


P.S 2
今週末は神田古本まつりに行かないとね。