- 2008年11月 6日 21:42
- 本
家事って苦手ですよ。
そもそも自分が家事してるって意識した事がない。
たまに部屋を掃除してみる。
クイックルワイパーで床を拭く。
あるいは、洗濯をする。
大事なものはドライで回して、
エマール入れて、ちゃんと襟や袖口を叩いてから干す。
それぐらいは僕にだってできる。
でもそういうのが家事だって思った事はない。
それを家事だなどというのはおこがましいってもんだ。
だってそれは家事という名の戦場の最前線をはっている
プロフェッショナル主婦の方々から見たら、
「ぜんっぜん甘い!」と一喝、後方から即撃たれても文句は言えないような
レベルでしかないのだ。
だから家事という名の戦場の----ていうかまあ、家事ね・・・
から遠ざかってきた僕なんかは、これまでただ漫然と生きて来た訳だ。
がしかし、僕は奮起した。
いまは単なる不甲斐ない人間ではあるが、
このまま家事をやらないと、本物のダメ人間になると。
そして購入した本がある。
それがこれだ。

男の家事 (ORANGE PAGE BOOKS 男子厨房に入る別冊)
どうだろう、この表紙。
はっきり言って、噴飯もの。
主婦でなくとも、
飲んでいたジャック・ダニエルをブーッと吐き出しちゃうに違いない。
まず、そもそも、
革靴を丁寧に手入れするのって、家事じゃないよね。
この臨場感あふれる、非常にノーブルな表紙写真は、ただそれだけで、
まさしく「男の家事」という言葉の持つ宿命的なパラドックスを
表現しきっているとは言えまいか。
内容も大したものだ。
革靴の手入れから始まって、グラスを磨く、ダウンジャケットを洗う、
網戸を洗う、蛇口を磨くなどなど、、、
「それ、家事じゃねーよ」と良識ある婦女子からは失笑されるであろう、
まさしく「男の家事」としかいいようのない項目群。
だが、そこに我々男子が逆転の可能性を感じてしまうのも、
また事実なのだ。
日々の細やかな家事をこなす、全国5000万世帯の主婦たちに、
敬意を表しつつも、僕たちは自分にできることをただやるのみ。
その心意気を買ってもいいじゃないか。
果たしてこれらを極めたところに、いったい何が見えるのか。
もしそれが誰かの笑顔なら、
たとえそこに幾ばくかの失笑のニュアンスを孕んでいたとしても、
この本を買った甲斐があるというものだ。
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