ちょっと、みなさんあれどうしました?
こないだ発売されたビートルズのステレオ・リマスターシリーズのことです。
まあ、世間ではすごく売れてるってニュースになってましたね。
なんていうんですか、こういうビートルズ商法っていうの?
解散してから何年も常に形をかえて売れ続けるっていう、
メディアの変容とともに新しいソフトウェアで発売する、みたいな。
iPod時代のビートルズ?
そういうのって賛否両論あると思うんですよ、正直。
こっちは親譲りのヴァイナルも、中学生の頃からこつこつ買ったCDも、
Let it be naked...だって、あれ出てからまだ3年ぐらいしかたってないでしょ。
それでもこのBOX売れてるって言うんだから、
一体どんな人が買っているんでしょうかね。
↑ これだよ、これ!
うそぶいてもしょうがない。
ビートルズのボックスセットを買うタイミングがやっと来た、ということですよ。
まず、手元にビートルズのオリジナル発表作品のほぼすべてがあるという喜び!
そしてひとつひとつが包まっている薄いビニールの封をきるドキドキ感!
輸入されたCDジャケットの匂い。
アルバムをあけるとこういった感じ。
なにこのしゃれおつな写真ー!
みんなチャリでどこいくのー。
ずっと考えていたのは、はじめに何から聞くかということ。
いまから10年くらいまえのQJだったと思うが、
中村一義のデビュー当時のインタビューで、こんなやりとりがあったからだ。
中村「ビートルズはいきなりボックスを買って、それで全部一気に聞いたんです」
イ 「へー、何から聞いたの?」
中村「ハロー・グッドバイです」
イ 「ああ、それはいい曲からはいったね」
中村「そうなんですよ」
・・・んな中途半端な曲から聞く訳あるかい!
(マジカル・ミステリーツアーの7曲目)
ってことで、積年の「ビートルズBOX何から聞くか問題」に
僕なりに決着をつけたかったのだ。
で、アルバム「HELP!」から聞くことにしました。
もうのっけからキックの音が全然ちがう。
ひとつひとつの楽器がクリアに聴こえすぎる。
『悲しみはぶっとばせ』のジョンの声のエコーの聞き方とかもシビれる・・・。
『涙の乗車券』のイントロのドラムがマシンガンみたいに聞こえる!
リンゴのドラムにあらためて感嘆すること請け合い。
ちなみに、『HELP!』を丸々一枚聞いてあっためた後、
次はアビーロードの後半を聞きました。
60年代を無条件に礼賛したり、レトロを懐かしむ聞き方ではなく、
当分の間、この16枚を聞きまくることになりそう。
もちろんライナーノーツをじっくり読みながら。
(日本版を買いましょう。amazonが安いよ)
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