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仲直りした2人

Carl Barat and Pete Doherty team-up


ついにLibertinesのピートとカールが一緒にレコーディングをはじめたそうです!!

曲はClashのカバーだって。

なんでもいいから、はやくちゃんと仲直りして日本に来てくれ〜。

平日24時までかかって仕事を終えたあと、
チャリで代官山のUNITへ。

「木曜日の夜、仕事後にクラブ」などという非社会人的行為をするには訳があって
もちろん良識ある日本の会社員である俺は普段は決してそんな暴挙にはでない。

しかし今回、某ロック好きからの有力情報で、
フジロック出演のために来日中の
元Libertinesのフロントマン、
カールがDJプレイするというのだ!

「この情報を知っていても君は行かないって言えるかい?」

答えは、ノーだ!

ってなわけで、
まあ、チャリッと行ってみたわけだ。

で、これが、まあ、まさに、本当に、
生カールが出てきちゃったわけですよ!!
もう、出てきた瞬間から、超キザ。

タバコに火ぃつけりゃー、キザ。
帽子脱ぎゃー、キザ。
レコードをターンテーブルに載せりゃー、キザ。

360度まぎれもなく、カールそのものでした。

周りにいた女の子たちに混じって、キャーキャー言っていたのだが、
DJだけでなく、なんとライブでLibertinesの曲までやるおまけ付き。
一瞬、「Don't look back into the sun」のリフが鳴ったときは
どうしようかと思った。

ってなわけで、僕はそこらへんのキッズに混じって
ひさびさにモッシュ&ダイブ(うそ、さすがにダイブはしない)でした。

ちなみにこのイベントは、
J.lindebergがスポンサードしてました。

このブランドかっこいいよね。
特にゴルフウェアが欲しい。

ま、そんなわけで、紫煙の中
色男カールのギタープレイを見ることができ、
フジロックに行けない鬱憤を晴らしたのでした。

参照:ステージの様子

No Surprises

ちょっと前に鷲尾和彦さんの『 フォト・ドキュメンタリーNIPPON2006 
〜 鷲尾和彦写真展 "極東ホテル" 』のオープニングパーティにお邪魔して、
「鷲尾さんどうも〜」なんて挨拶をしたら、
「ブログ読んでるよ」って言われて、
思わずワインをむせそうになった。

鷲尾さんの写真はかっこよくてリアルで、
東京の今をきっちり映している。

篠山紀信氏が
「私には『ベストポジションからベストタイミングで』という意識が常にある」
とある雑誌で語っていたけど、
それはもちろんフレーミングやシャッターチャンスのことだけじゃなくて、
写真家ってのは宿命的に「いま、ここ、を映す意識」が高まっていくんだろうなと思った。

ちなみに鷲尾さんは自分が写した「それ」のことを
「Floating World(浮世)」って呼んでいた。


そんな鷲尾さんが
「今、僕の頭の中ではずっとこれが流れてるよ」って教えてくれたのが、
トム・ヨークの初ソロアルバムで、
それを聞いて、僕はその日のうちに目黒のHMVで買って帰った。

トム・ヨークといえば、高校生の頃に
大塚の豊島区立中央図書館で勉強しながら聞いてて、
突然涙がでてきた名盤『O.K Computer』

このアルバムでトム・ヨークが、ギターノイズやピアノの旋律の中から
ポツポツと語りかけてくることは、
16歳かそこらの僕にとって大変な衝撃だった。

それは一言でいえば、孤独と向き合うのは凄く辛いけど、
そこを超えたところにはきっと美しい世界がある、みたいな、
なんかそういうことだと思うんだけど。

とにかく人生ってものに何の疑問も抱くことなく、
鼻歌まじりで生きてきた僕にとって、そのショックは計り知れず、
当然テスト勉強は手に着かず、音楽ばっかり聞いていて
そんなこんなでひどい点数を取った。

たとえば『the Bends』を、
高校の時の作文の授業中に、
僕の前の席に座っていたシンタが持っていたことを、
僕は昨日のことのように思い出す。
音楽はなんのためらいもなく、記憶とがっちり結びついた。


僕が、いま、音楽や文章のことを好み、
それに対して少しでも誠実でありたいと思っているのは、
たぶんあの頃の体験や記憶と関係があって
そしてその根っこにあるのが、
あのよくわからないショックと、
それに伴って生まれた物事に対するスタンスの変化だったのだと、
10年の月日を経て、あらためて思った。


ちなみにトム・ヨークは、カタカナで書くと「トム・ヨーク」だけど、
スペルは「Thom Yorke」と、ちょっと一筋縄にはいかないところなんかも好きだ。



beer.jpg

|2006.07.16 D&DEPERTMENT DINING GR-D |

ap bank fes.06



live.jpg


yoru.jpg

|2006.07.17(海の日) 静岡県掛川市  GR−D|

記念すべき、今年最初のフェス。
東京は豪雨だったらしいが、どうにか持ちこたえた。


くるり目当てでいったんだけど、
桑田の「イノセントワールド」には完全にやられた。

やっぱりポップはすげー。

Modern Life Is Rubbish


唐突だが、俺はモダン・ロックが好きだ!

だからモダン・ロックと言う言葉を、あるいはそのニュアンスを積極的に浸透させていきたい。


モダン・ロックってなににゃ?
という加藤ローサ的に可愛らしい女の子(年下限定)にだけ、特別こっそり教えてあげよう。

と、その前に「モダニズム」と「音楽」についての興味深い記述があるのでご紹介。

ジャズ・ミュージシャンであり文筆家の菊地成孔氏の
東大でのジャズ講義をまとめた『東京大学のアルバート・アイラー』から、
ちょっと長くなるけど、その箇所を引用してみよう。

「幾多ある諸文化、諸学問において、十九世紀の中盤くらいから二十世紀の初頭にかけて、「モダニズム」と名づけられるような運動が起こっています。文学が一番早くて、ボードレールを始祖と考えることができるでしょう。建築ではアドルフ・ロースやミース・ファン・デル・ローエ、あと、ル・コルビジュエとか。美術では印象派からキュビズム、それにバウハウスなどの運動があります。音楽では、えーと、西欧クラシック音楽においては、前回お話しした「十二音技法」っていうのがこのモダニズムに対応する動きと言ってもいいと思います。
このように「モダニズム」とは世紀末に近代芸術のあらゆる文化で起こった一大潮流ですが、そうした芸術運動の中でも一番最後に来た「モダニズム」。これこそが、二十世紀のポピュラー・ミュージックの中で唯一「モダン」を名乗った「モダン・ジャズ」の運動だ、という立場を僕たちは取っています。」

『東京大学のアルバート・アイラー』 菊地成孔+大谷能生 メディア総合研究所(P.58)


ジャズには「偉大なる巨人」、チャーリー・パーカーやマイルズ・デイビスが創り上げた
「モダン・ジャズ」という世界感が、ムーブメントとして認知されている。

でもロックにおける『モダン・ロック』には明確な旗手がいなかったし、
メディアもそう名付けなかった。
これこそがいわゆる『二十世紀のモダン・ロックの悲劇』ってやつだと僕は思うのだ。

ただし本国アメリカでは"Modern rock"は、一応ある程度定義がなされているみたい。
Wikipediaによる"Modern rock"の定義


さらには、その代表的存在としてR.E.Mやレッチリなんかが挙っているんだけど。
個人的には『モダン・ロック』を最も体現したバンドは、Primal Screamしかいないと思う。

では翻って日本ではどうか?

僕が思うに、ある程度のメジャー性を担保できている(できていた)のは、
スーパーカーとくるりの2バンドだと思う。

映画の主題歌だった「YUMEGIWA LAST BOY」(スーパーカー)と、
いまだにイントロの音を聞いただけでうっかり涙腺が緩みかねない
「WORLD'S END SUPERNOVA」(くるり)
この2曲をもってして日本のモダンロック創世と言えるんじゃないか?

ジャズにおける『モダン』がいわゆるメロディではなくアドリブ、だとすれば、
ロックにおける『モダン』は、感覚的にタテではなくヨコに身体を揺らせるか
ってことだと思う。


賢明なる読者にはすでにお分かりだろうけど、
この国においてモダン・ロックがメジャーの高みに到達しえなかった最大のポイントは、
カラオケで歌っても盛り上がらないってこと。

だけど、その分、耳や身体をすませば、ダイレクトに感じ入れるものなはずだよ。


退屈でクソが飛び出そうな日常ではあるけれど、
いつかコロナビールでも飲みながら、『モダン・ロック』で一緒に踊れる日がきたら、
それは最高だなって、心から思うわけなんです。


"This Is Just a Modern Rock Song"

Point of View Point

フランス人の映画監督が「ソニマージュ」なんて造語を作ってたけど、
音+映像のシンクロっていうのは、とても魅力的なテーマです。

このアートには大別すると2つのアプローチがあって、
ひとつは映像作家が音楽家を登用し、自らの作品にのせるパターン。
ニールヤングの即興ギターを映画にのせた『デッドマン』(ジャームッシュ)とか、
こないだまで森美術館でやってた『東京ーベルリン/ベルリンー東京展』にあった、
16人の多国籍人種が同時にマイケル・ジャクソンの曲を歌って踊る
キャンディス・ブレイツの『King(A Portrait of Michael Jackson)』とか。


そしてもうひとつは音楽家が映像方面に傾倒するパターンで、
こちらの代表的存在として、日本にはコーネリアスがいます。

彼のライブ中のプロジェクション映像を集めたDVD『FIVE POINT ONE』は、はっきりいってゴイスー。
もしあなたの家にDVDデッキらしきものがあるなら、ためしに買ってみても損はないよ。

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今、あらゆる映画、音楽、アートにおいて何が楽しみって、
そらー「撮ら天」が楽しみですよ。

『ビースティ・ボーイズ 撮られっぱなし天国』


どんな映画かっていうと、ビースティーズのNYCライブ時に、あらかじめ観客にカメラを配って、
そんで50台のカメラを用いて、ライブを超多角的/多次元的に撮影して、(もちろん客が好き勝手)
それをクレバーでクレイジーなビースティーズのメンバーが編集したっていう、
いってみりゃそれだけの、ワン・アイデアbutグッドアイデアな企画なわけですよ。

でも僕はこの企画を聞いただけでわくわくしちゃったのだ。

ていうか、まあ能書きはいいから、とにかくこのサイト見てみ。
超イケてるし。
特に「TRAILER」見てみ。
なんていうか、超クールビズ(クールな仕事)!

これを見てピンと来ない人とは、正直、今後うまく喋っていける自信がないよ。

× × ×

僕がビースティを生でみたのは、一昨年のサマソニですけど、
正直そんときはこの3人老けたな〜、なんつてcheck it outしてたにすぎなくて、でも
上記サイトの音源を聴くかぎりにおいては、
まだまだメチャメチャやんちゃじゃねーか、と思わざるをえないんですよね。
(特に"sabotage"のはじけっぷりは全盛期バリだと思う)

そんなわけで、このサイトを見て、あらためてビースティーズ熱が
いかんともしがたく再燃したってわけです。

ああ!この熱い想いを汲んで、
一緒にほぼほぼオールナイトなビースティーズ@渋谷を楽しんでくれる人、いないかな。。。

それにしても、このサイトを見てて何より驚いたのは、マイクDの本名。

マイケル・ダイヤモンド。

マイケル・ダイヤモンドだぜ?

生まれながらにどんだけかっこいいんだ、アナタは。
ってことで、ますますビースティに首ったけなのでした。


ゆらゆら

|携帯|

坂本慎太郎になりたいって本気で思ってる友達の強引な誘いで、
野音のゆらゆら帝国×V∞REDOMSに行ってきた!

おりしも、雨。
半透明のカッパを購入して、亡霊みたいな感じでライブ鑑賞。
お客さんもおおはしゃぎするでもなく思い思いに身体をゆらしてるっていう、
そんなフリースタイルぐあいにマジ泣けた。


それにしてもゆらゆら帝国には雨がよく似合う。

6月の音もなく降り続ける雨の中、
ファズギターの歪みと照らし出す照明の中、
僕らはただただ立ち尽くしてしまった。

「無い!!」と新曲の「つぎの夜へ」には、目眩がした。


音楽には、それにふさわしい出会い方や感じ方があると思う。
まさしく6月の雨の中で聴く坂本慎太郎のギターは、
唯一無二のロックスターの世界の音だった。

不治の病

完全にヤバいことになっている今年のフジロック。
どうなんですか、このメンツ

今、この時代を生きるモダンロック好きとして、
今年のフジロックに行かないという選択肢はありえるのだろうか。

初日のDirty Pretty Things⇒The Cribs⇒Franz Ferdinandは
どう考えても狂喜乱舞が容易に想像できるし、
2日目はレッチリとかClap your hands say yeahでしょー、
3日目はThe Strokes!!!
ゆらゆら帝国も見れるんだよ!


思えば2000年頃のフジは、
エレクトロニカとかR&B勢がかなりのしていて、
あるいはマンチェ系とか見ながらゆらゆらしていた記憶があるんだけど、
今年のメンツを見る限り、ロック復権は間違いない。

すばらしい。
クラクラします。

あー、どう考えても行きたいなぁ。

仕事ないといいな。

グーテンベルグの銀河系

「だいじょうぶだよ・・・」
「やったのは・・・、わたしだよ。」

って、白夜行の雪穂のモノマネが個人的にブームですが、
皆様におかれましては、一切伝わらないことと思います。
いかがお過ごしでしょうか。


なんて、くだらない話題ばっかりだと、こいつバカかって
思われる危険性があるので、
ちょっとはマジメな話をしよう。

僕の尊敬するカメラマンでありメディアプロデューサーの
鷲尾さんのブログで教えてもらったのだけど、
ミュージシャンの佐野元春さんが配信している
ポッドキャスティングプログラムがとても面白い。

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