今回イチはこれだねー。
前段含めて。
いつも香田晋の頑張りに感心します。
今回イチはこれだねー。
前段含めて。
いつも香田晋の頑張りに感心します。
マクレーン:俺の奥さんに伝えてくれよ・・・愛しているって。
警官:おまえさんがこのビルから出たら、自分で言えるよ。
・・・っておなじみダイハードのナカトミビル篇の名シーンのパロディ。
かいし5秒で分かる。身のこなし、そして息の吐き方。
誰がどう見てもジョン・マクレーンそのもの。
こいつ、ただ者じゃない・・・。
マクレーン:俺のハードドライブに入ってるポルノをまるごとデリートしてくれ!
警官:What!?
マクレーン:妻を愛しているんだ!!
最高です。
ほとんどの人にとってどうでもいいニュースだが、
一部の人にとって大きな驚きを与えたのがこのニュース。
「伊集院光・日曜日の秘密基地」降板
伊集院が10年続いた「伊集院光・日曜日の秘密基地(関東ローカル)」降板を申し出ました。3月で番組終了。後任は爆笑問題。<中略>
降板の理由が伊集院らしく「ラジオパーソナリティーとしてより成長したい」がために
「月曜深夜にやらして貰っている番組(深夜の馬鹿力)で、ラジオの、僕の限界の最後のところ見てみるために、ラジオ一本に絞ってみようかなという形になった」とのこと。
ヨダレのじかん
ラジオ事情を知らない向きには、伊集院→爆笑問題って、
むしろ良い話なんじゃねーのってイメージかもしれないけど、
ラジオ的には、伊集院光が現在叩き出しつづけている超高聴取率を維持することは、
不可能に近いとさえ言われている。
え?伊集院光ってあのデブタレでしょ?
という認識は無論間違ってはいないけど、
それは世を忍ぶ仮の姿。
本当の伊集院は20年近くの間、ラジオリスナーを惹き付け続けている
天才DJなのです。
昨年の春夏を、笑いとビールまみれにしてくれた前作からちょうど一年。
今年もやってきたとばかりに、待望の新作がドロップ。
「コール」という学生生活のほろ苦い慣例を、
全国大会にしてしまうというその発想。
そして前回のMJから今回はピエール瀧に(ある意味)パワーアップ!
「コメント力」ってのはこういうことを言うんだよ。
ゴールデンエッグスにしろ、このコール選手権にしろ、
バカバカしいことを真面目にやるということが、
いかに素晴らしいか、あらためて溜飲が下がる。
ちょっと遅い話題ですが、ジョブスのiPhoneの基調講演、よかったね。
ちょうど、僕が大学に入ってすぐぐらいの頃に、ジョブスはアップルに復帰して、
その頃仲が良くてゼミが一緒だったエロかっこエロい友達が
Mac Worldのプレゼンがすごい!って教えてくれた。
それが、僕にとっての初めての優れたプレゼンテーション体験だったんだな。今思えば。
それ以来、新しいiMacやiPodが登場したときのプレゼンは
なんとなくチェックしてたんだけど、今回のiPhoneのヤツは完璧にイカしてる!
iPhone keynote
↑
「Watch iPhone introduction」をクリックしてください。
最初の5分を見たら、ぜったい最後まで見たくなる。
過剰なポジショニングマップ、アラン・ケイの発言の引用。
わかりやすいジェスチャー、そして、ジョーク。
英語が完璧に聞き取れるわけじゃない僕にも、95%以上内容が伝わる。
これって本当にすごいことだ。
まるでロックのライブを見ているような、そんな気分になる。
すごいといえば、もうひとつ。
週末に、上野の鈴本演芸場にふらりと入ってみた。
正月の初席が終わったせいか、寄席はけっこうすいていて、
僕は缶ビールを飲みながら、柿ピーをぼりぼりかじりながら
レイドバック&リラックスして見てたんだけど。
実は二之席を見るのがツウだ、なんて言われて嬉しくなった。
意外に面白かったのは、柳家喜多八っていう肝臓の悪そうな人がやった、
「吉原にいきてーな」ってやつ。
あまりに吉原に行き過ぎて、親に行く事を止められているせがれが
(この設定がすでに面白い)
行ったらあんなことしてもらったり、こんなことしてもらったりするんだろうなー。
「吉原行きてーな!」って、ひたすら妄想しまくる話。
江戸の人もこんなことで悩んでたんだなーってのが妙に面白かった。
で、トリに出て来たのが、三遊亭金馬師匠。
もう御歳75歳ぐらい。
が、これがべらぼうにうまくて、僕は本当に感激してしまった。
人の良さそうなじいちゃんだなーって思ってみていたら、一瞬で引き込まれた。
人情話にホロリとさせられ、気付いたらサゲで、ぎゃぽー、って感じ。
時間を飛び越えたような錯覚すらある。
「話が巧い」というのはこういうことを言うんだな、と
その時改めて思った。
で、ジョブスのプレゼンと金馬師匠の落語の共通点はなんだろう、
って考えてたんだけど、
それは「澱みのなさ」ってことにつきるんじゃないかと思った。
もちろん2人ともジェスチャーや、目を引きつける仕草は巧みだし、
ジョークのセンスもいい。
でも、本当にすごいのは、この偉大な人たちが、
どう考えてもあり得ないぐらい練習しているはずだってことだ。
ジョブスのプレゼンなんて、ちょっと見てもらえばわかると思うけど、
次のスライドが何かを100%暗記していなければ、絶対不可能である。
金馬師匠にしたって、同じネタを何度も何度もやっているからこそ、
自在に緩急をつけて喋ることができるんだ。
つまり、反復こそが「澱みのなさ」をつくるってことだ。
これはやっぱりすごく大事で、ともすればプレゼンテーションでは
「アドリブ力」とか「キャラ立ち」とかの方を重視してしまいがちな昨今だけど、
本当に人にものを伝えるためには、やっぱり繰り返し伝えたいことを
反復して頭に叩き込まなきゃだめなんだ。
当たり前のことだけど、グレイトな話芸をたて続けに体験して、
なんだか再発見したような気がした。
今年は意外に『ドリームマッチ』が面白かった。
いつのまにか正月の恒例で、3回目をむかえたこの番組、
正直去年まではネタの完成度が低すぎて、あまり笑えなかったんだけど、
今年はかなり笑えるコンビが満載で見応えがあった。
大きく変わったのが、コンビを抽選ではなくて、
ボケとツッコミのフィーリングカップル制にしたこと。
これによって、コンビのバランスが、圧倒的に良くなった。
僕が面白いと思ったのは、
さまぁ〜ず大竹とロンブー亮のコンビと、
ダウンタウン松本とタカアンドトシのトシが組んだコンビ。
大竹のヤツは、完全に大竹節全開のネタだったんだけど、
マグロ芸人亮が、何も出来ないからこそ、大竹の嗜好で徹底的に突っ走れたコントだった。
僕は大竹のキャラのテイストと言語選択が本当に大好きなので、理屈抜きで面白かった。
もう一組の、
松本&トシのコンビがやったのは正統派漫才スタイルだった。
そもそも松本の漫才が懐かしくて新鮮だったし、
設定を「一回でいいからトシに『欧米か』って突っ込まれたい松本人志」としたのも、
よかった。
ここで、松本は完全に「ダウンタウンの松本がこれをやってるから面白い」、という
いわば「漫才プレイ」をやっているわけで、
それが今回のネタにはとてもうまく合っていた。
より正確に言うと、
「今ダウンタウンの松本がタカアンドトシのトシに『欧米か』って突っ込まれたい役を
プレイするという構造自体が笑える」ということだと思う。
* * * *
最近の松本は、独自の笑いを求道していたところからステージを移して、
「ダウンタウンのパブリックイメージ」を想定した上で、
テレビ上でのプレイによる笑いを創出させようとしている。
それは、一見タレントっぽくなっているということなのだが、
「タレント的な松本人志を笑う」という構造を引き受けたことを、
僕はダウンタウンが新たなフェイズに突入した、という事だと受け止めている。
このブログで2005年の9月にこんなことを書いていて、
そのすぐ後10月から始まったのが『リンカーン』だった。
僕はこの『リンカーン』の司会をダウンタウンがしていることと、
今回の漫才プレイの笑いの構造は、本質的に一緒だと思う。
確実にあるのは、メディアに対するスタンスの変化だ。
そして『リンカーン』や『すべらない話』での後輩芸人との絡みを見ていると、
それはもしかしたら、
イチローがオールジャパンで気さくに後輩とコミュニケーションをとり、
メディアとの接し方を変えてきたカンジに近い心理なんじゃないかと思えてくる。
そういえばイチローは最近こんなことを言っていた。
「この前、大輔と食事したとき野球は団体競技でありながら個人競技であるという話になった。で僕が大輔になんのために野球をやっているかと聞いたら大輔は『自分のためです。』と言い切ったんだ。僕はそういう選手ほど"日本人として日本の野球を背負ってる"という感情をもっていると思うんです。自分のためにと思える選手は何かに向かっていく覚悟がある。チームのためにやるんだといって、プロでありながら自分を殺してというスタンスでプレーする選手は、僕は自分勝手な選手だと思います。だからそういう選手はそういう"日本人として日本の野球を背負ってる"という大きなものを背負うことはできない。大輔からその言葉が出てきたときは嬉しかったですね。」
プレイボール:[短期集中連載 イチローイズム07]第2回より
「イチローが一見気さくな先輩的に見える」一連のサービス的な行動の背景にあるのは、
上に引用した発言にもある通り、間違いなく強い個人主義だ。
とすると、おそらく「松本人志が一見タレント的に見える」のもフェイクで、
この一連のお笑いブームを経て、
やっぱり自分が一番面白いという確信を強めたということなんじゃないだろうか。
『働くおっさん劇場』みたいな極右的なことをやりつつも、
テレビ的な、より大きなお笑いの「何か」を背負うことにしたということなんじゃないだろうか。
その「何か」が何なのかはまだわからないんだけど。
ダウンタウンについては、色々思うことがあるので、
またどこかで書く機会をつくるつもり。
* * * *
で、すっかり話が逸れたけど、
ちなみに勝ったのは、志村けんとさまぁ〜ず三村のコンビ。
別に面白くなかったわけじゃないけど、
このコンビが志村の往年の牛乳早飲み&スイカ早食い芸で
優勝ってのは、さすがに出来レースっぽく感じてしまった。
この優勝にはまったく価値なんてないんだけどね。
The World of GOLDEN EGGS!!
すばらしい!
何が?
すべてが!!
おそらくダウンタウン(特にごっつ)に激しく影響をうけながら、
ビーバス&バッドヘッドからサウスパークに至る
「輸入されたシュールな笑い」のエッセンスを十分に取り込み、
いわゆる「アテレコもの」の面白さを
200%表現したこの笑いとセンスの高さ!!
僕の尊敬する笑いの師匠も隣で涙を流して笑い転げ、
メールのやり取りもこのドラマのセリフの応酬で、
正直会話になりません。
"Why do I have to behave myself?"
からはじまる主題歌がまたいい!
直訳すると、
「僕はどうして行儀よくしなきゃいけないの?」
ってこと。
そう、根源に流れる精神がロックなアニメなのだ!
もうゴールデンエッグスの全てが好きだ。
ターキズヒルのみんなに首ったけだ。
DVD? (オッケー)
ステッカー? (オゥケイ)
着うた? (オッケー!)
待ち受け画像がジェフって超ウケるんですけど!(ていうか超ウケぐち)
いったいー、どこまで僕をー、魅了するのかー。
もーテンション上がりっぱなしですが、
とにかく、買えって。
Just Do it。
参考:The World of Golden EggsのDVD
伝説の街・ターキーズヒルを舞台に、個性豊かなキャラクターたちが繰り広げる抱腹絶倒のコメディCGアニメ第1巻。ターキーズヒル高校と街の住人たちのノリノリでリッチ、パワフルでエブリシングな物語。第1話から第6話を収録。
今年もM−1が終わってしまいました。
毎度のことながら完成度の高い漫才ばかりで、
テレビの前で本当に幸福な時間を過ごすことができました。
The Great Escape by kajken