映画 一覧

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東京に居たら、
きっと参加していただろうなぁ。

小沢健二がエリザベス・コール氏とともに行なった映画ツアーが
各方面で賛否両論なようで。

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2008年は素晴らしい年だ!

のっけから友達は遊びにくるわ、
自転車の調子はいいわ、
雨は降らないわで、
おまけに今年最初の映画は調子良いときた。


『スウィーニー・トッド』はジョニー&ティムファンにとって
期待を裏切らないだけでなく、新しいゴシックホラーコメディの金字塔として
燦然と裏歴史に名を残すであろう素晴らしい作品だった。

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映画 COTY2007

■映画

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いやー、最近家の近くのゲオっていうレンタルビデオ屋が、
なにをとち狂ったか、新作旧作問わず一本10円っていう、
あり得ない値段をつけてるもんだから、
ついつい勢い余って借りてしまったよ。

40歳の童貞男

この映画については、みうらじゅんと伊集院光の名著、
D.T.』(童貞をおしゃれに表現したもの)を読んだ人と、
まずはひとしきりコメントしあいたい。

「世の中の男性には、"元童貞"と"現童貞"しかいない」という至極シンプルな真理こそが、
この本が与えてくれる気づきであり、ちょっとした人生の確かさだったはず。

そして童貞と処女の性界におけるブランドプレミアムの差。
処女には天文学的な価値があるのに、童貞にはまるっきりないっていうかむしろマイナスイメージ。
そのこと(不都合な真実)に警鐘を鳴らしているのが、また本作の社会的貢献であるともいえる。

童貞を失うことで文字通り「失ったもの」。
この映画(と本)は、そんな忘れ去られた記憶への鎮魂歌といっても過言ではないのだ――。

とかなんとか前置きが長くなってしまいましたが、
この『40歳の童貞男』、いい映画です。
僕の好きな『ハイ・フィディリティ』っていう映画にもちょっと似てる。

主人公は、いい感じに童貞をこじらせた40歳男性。
ひょんなことから職場の仲間(男友達)にそのことがバレて、
みんなでがんばってコイツを男にしてやろうぜ!ひと肌脱ごうぜ!みたいな、
周りが勝手に盛り上がっちゃう、おせっかい系ハートフルコメディ。

基本的に超下品なジョーク満載で、ゲイとか差別しまくり。
面白かったのは、「○○なヤツはゲイ」っていう言い合いをするシーンで、
「COLDPLAY聞いてるやつはゲイ」っての、
なんかわかる気がする。

そんな感じで恋は進展するやらしないやら、みたいな。

ストーリーにはいささか脱線が多く、
あっと言わせるような大どんでん返しも当然のごとく無いのだが、
この映画の醸し出す永遠の男子校ノリは、僕にとってリアルな青春群像なのです。

「この心持ちが女にわかってたまるか!」
ってな感じで、ゲハゲハ笑いながら、中2になった気分でこっそり鑑賞しましょう。

YouTube、
使いまくってるっていっても、なんだかんだいって見るばっかだったので、
ここらで一念発起して映像を投稿してみた。

filmoというサービスを利用したムービー。

このサービスはユーザーが勝手に広告主の依頼を受けて、CFを作成しちゃうっていう、
今、はやりのこういうの、2.0っていうらしいですよ、奥さん。

えー、今回のクライアントはドミノピザです。

自分の撮った映像が当たり前のように公開できて、
あらためてテクノロジーの進化が、
自分の日常や非日常に及ぼす影響を実感。

退屈な映画、という感想

マリー・アントワネットは、「退屈」と「朝帰り」の映画だった。

これは、
映画の内容が退屈なのではなく、
映画そのものが「退屈」を描いているということ。

そういえば、『ロストイン〜』も『ヴァージン〜』も、「退屈」についての映画だったね。

ソフィア・コッポラは、そのフィルモグラフィを通して
言ってしまえば「退屈」を、シチュエーションを変えながら、
描き続けているにすぎないのだ。

僕が高校生の頃に読んだ、
シュテファン・ツヴァイクの『マリー・アントワネット』(名著)で
印象に残っている節は、
「私は退屈が怖い」と言っていた箇所だったし、
その名台詞を映画の中であえて使わなかったのは、
この映画のテーマがまさに「退屈そのもの」だったからだと思う。
(ちなみにもう一つの名台詞「パンがなければケーキを以下略」はちゃんと使われてたね)


え、そういえば
最近やっと気付いたのですが、
女の子ってのは、ほっとくと退屈していくんですね!


いや俺も最初まさかな、と思って見ていたんだけど、
どうやらこれはマジっぽい。

ちょっと気を抜くと、風船の空気が抜けるみたいに、
いつの間にか退屈してるぜ。

この発見は個人的にはなかなかアレですよ。
いわゆるアレ賞ものですよ。
ノーベル・アレ賞ね。


そして、もうひとつの要素である「朝帰り」。
これは、あざといぐらい上手に描いていました。
空が白くなって、ちょっと空気がうすくなる感じ。

特に冬の朝帰り感とヴェルサイユ宮殿のマッチングは絶妙。
朝帰りでヴェルサイユに帰るってずるいだろ。


この映画、ネット評を見ると、けっこう多いのが、
まさしく「退屈しました」って感想でね。
惜しい!って感じだよな。

モダンロックや美しいヴェルサイユ宮殿や、なにより退屈している女の子を楽しめないんだったら、
おとなしく『ディパーテッド』見に行っとけよと、
思う訳なんですが。

まあ、僕は『ディパーテッド』に備えて『インファナル・アフェア』をまた見ちゃったし、
かつて美容院でトニー・レオンの髪型をオーダーしたという恥ずかしい過去を有しているので、
そっちの方の感想でもいいです。
交換したいものです。

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(『ヴァージンスーサイズ』 1999年)


『ヴァージンスーサイズ』から、
『ロスト・イン・トランスレーション』を経て、
『マリー・アントワネット』に至る、
ソフィア・コッポラのビジュアルイメージに
僕はいつまでも惹きつけられる。


これは何かの予兆や、
そして何かを代替する記号を示しているような、
行間には根本的な問いが含まれているような
そんな気がする。


何となく、仮説をたててみた。

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『カポーティ』鑑賞

先週末、映画『カポーティ』を見てきた。

本作品は、トルーマン・カポーティの伝記的な内容で、
特に『冷血』の執筆過程をストーリーの中心に据えている。

『冷血』は、1950年代のアメリカで起こった一家殺人事件について書かれた小説で
20世紀を代表するノンフィクションの金字塔だ。

事件が起きてから、刑が施行されるまで、劇中描かれるのはおよそ5年と短い。

だが作家カポーティの最大のチャレンジと興奮と苦悩とが
入り混じって不思議な方向に向かっていく
この時期に焦点を絞った脚本がすばらしい。

この映画の良さは、あえて半生を描くようなことをしなかった潔さにあると言える。

そして、フィリップ・シーモア・ホフマンの演技が僥倖である。

『ブギーナイツ』では油のノッたこってりゲイを演じていたが、
こちらでは完全に洗練されたゲイ(いわゆるNYゲイ)に見事になりきっている。

F.S.ホフマンの相変わらず繊細な演技は、
カポーティの興味の対象が「作品(小説)をつくる」ということから、
次第に「犯人そのもの」に移り変わっていく、
心象の微妙な揺れや、確実な変化をきっちり表現している。


このように"リアルに存在する何か"を題材にして、
作品をつくっていく過程においては、
「作品となる対象」と「作品そのもの」に対しての
距離感がうまくつかめなくなることがある。

だからこの映画は、
天才(カポーティ)の特殊な題材(殺人事件)をテーマにしながら、
その心境変化の感覚は我々(凡人)の日常にも共有できる、というところに
面白みがあるように思った。

その複雑な心境変化のもたらすものは、
衝撃的でありながら、どこか身近であり、
きっと鑑賞後の僕たちの心からすぐに出てはいかないだろう。


ちなみにF.S.ホフマンは本作で2006年のアカデミー主演男優賞を獲得している。


そんなわけで、特に爆発もテロも恋愛も戦争も起こらないのだが、
この秋の夜長の口火を切るべく、恵比寿で静かに鑑賞するのに、
これ以上相応しい映画はない。
オススメ。

カチャウ!カチャウ!

カチャウ!カチャウ!

ってなわけで、ピクサーの新作「カーズ!」見てきた!

マックイーン、いいよね!

この夏はハリウッドに迎合して大作ばっかりみてるけど、
とくにカーズはおすすめ。

キャラクターのキュートさもさることながら、
最後にはホロリとさせられるストーリーもGOOD。

六本木ヒルズの映画館には外人の子供がたくさんいて、
キャッキャ騒いでててそれもまた可愛らしかった。

まだ見てない人は、ポップコーンをたっくさん持ち込んで
温かいきもちになってください。

この夏の合い言葉は、もちろん「カチャウ!」だね!

世間では『ダビンチ・コード』(映画)を見たという人々がボチボチ現れてきました。

正直、その話を聞くと複雑だ。

と、いうのは、僕は『ダビンチ・コード』(小説)をまだ読んでないのだ。

それがなぜ複雑なのかというと・・・

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