コーヒーを飲まない(飲めない)人には、
あの旨いコーヒーを飲んだ際に広がる静謐でクリアな満足感の代替物って
はたしてあるのでしょうか。
この、純粋なコーヒーが喉を通った時だけに得られる「ゴクリ」感、
少しだけ熱さを残す温度と、ひとかたまりの液体が流れ込む重みは、
美味しい中国茶、ロイヤルミルクティ、アルコール、レッドブル...
そのどれもが決して代わりを務めることの出来ないものである。
神楽坂の白銀公園によく行きます。
そこでのひと仕事を終えてから、
連れの機嫌さえ悪くなければ足を運ぶのが、
Guild Coffee。
「狭い」と「ぜんぜん広くない」の間ぐらいの店内。
大きすぎない音でJazzが流れるパーフェクトな空間で、
シンプルなマイセンの器によって供されるコーヒーは、
誇張ではなく、みずみずしい果実のひと搾りであるように感じられる。
会社で飲むための豆を100g挽いてもらい、
同じ豆を店内で飲むという注文をしています。
店主・久世さんが入れてくれる味を記憶に残して、
いかに再現するかというところを楽しみにしつつ。
都内のスペシャルティコーヒーの店には近くにきたら足を運ぶのが、
というコーヒーアディクトな方には、
もし神楽坂に訪れる機会があれば、ぜひ立ち寄ってほしい。
信頼にたるTimeout Tokyoのレビュー。
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