6969696969

妻夫木聡映画祭(個人的に開催。終幕。)のトリをつとめたのが、「69Sixtiy-nine」です。

ストーリーは薄っぺらくて、登場人物も魅力的とは言い難い。村上龍の原作もそうだったが、基本的には作り手が自己満足するための作品。ある意味、その線をきっちり踏襲しているということになるのか。


それでも、僕はこの映画、嫌いじゃないです。

いくつかの印象的なシーンは心に残るものだし、映画音楽もベタだけど60年代ロックど真ん中。かっこいい。

けれど、僕らの世代にとっての「69」のリアリティといえば、コーネリアスの「69/96」しかないわけで、あの宝石で闇鍋したみたいなごちゃまぜの輝きは、当時の高校生には相当衝撃でした。

60年代は、(あるいは1969年は、)あらゆるカルチャーが一つの頂点を見た素晴らしい時代だったのだろう。先日、本牧くんだりで見た「The Golden Cups ONE MORE TIME」もクールだった。

けれど、僕にとってのリアリティはやっぱり92−98年ぐらいまでを中心とした90年代、グランジなのだ。あの頃かっこいいと思ったもの(それは今の時点ではまだ一周してないから結構かっこわるい)を、自信もってかっこいいとおもってたいものです。

Track Back

Track Back URL

コメントする

※ コメントは認証されるまで公開されません。ご了承くださいませ。

公開されません

(いくつかのHTMLタグ(a, strong, ul, ol, liなど)が使えます)

このページの上部へ

プロフィール

The Great Escape by kajken

サイト内検索

最近のピクチャ

最近のコメント

Powered by Movable Type 5.14-ja