宿題(井上雄彦)には宿題返し(くるり)で。

僕の大好きなフォトグラファーの鷲尾和彦さんが、
井上雄彦氏と対談してきたそうだ。

そのときの気持と思考を、とても丁寧にブログに書いていらして、
僕はうわーっと興奮して前のめり気味の質問を出したんだけど、
「すぐに答えは出せないから、ちゃんと考えるね」という鷲尾さんらしい律儀な返事。

ふと我に返ってみると、
なんかすごく漠然とした質問をしてしまったようで反省する。
なんか「ハアハア」いいながら送信してしまった。


ここまでの経緯は鷲尾さんのブログをご覧ください。
10月25日の日記と29日の日記参照


僕にとって、この「主題(テーマ)」と「メッセージ」の問題ってのは、
常にアタマの中をぶんぶん飛び回ってるハチみたいなもので、
いつかアーティスト(作家)に質問してみたいと思っていた。


例えばジョン・レノンは、
「平和/反戦」の旗手のように思われているけど、
果たしてそれは本当にジョンが心から伝えたかった「メッセージ」なのか?

僕にはそうは思えなくて。

あの時代に戦争反対を謳うことは、
単にクールでインパクトがあってかっこいいことだったから、
ジョンは歌にしたんじゃないのか?

ジョンは、「主題」として反戦を選択したにすぎなくて、
それは、マーケティング発想にも近い、
送り手がきちんと市場(世界)インパクトを測ったが故の
戦略だったんじゃないかと思うのだ。

だとしたら、後に残されたメッセージ『Give Peace a chance』は、
一体どこにむかうんだろう?という疑問。

あるいは、イノセントなジョンは、
自分が戦争反対を叫び続ける間に、
本当に反戦主義者になってしまったかもしれない。
というか、それはそうだ。

だとすると、
やっぱり『メッセージ』は『テーマ』が規定しているってことになる。
僕は『テーマ』というものが、作家にとって最も重要な要素だとすれば、
いったい『メッセージ』ってなんなんだろうと思うのだ。

前述のブログを読んで、
いよいよ『テーマ』が大事だと鷲尾さんも思ってるらしいことが分かって
この『残されたメッセージ問題』について、意見を求めなくなったのだ。

・・・・長くなりましたが、そういうことです。


さて、
そんなこんなで、
どんなふうに答えてくれるのか、
楽しみだニャーとタカをくくっていたら、
いきなりの逆指名がきた。

「kajken君、『ロック暗黒大陸ニッポン』の2000年代について感想と解説を望む」ときた。

えー、いきなりなんすかー、と思いつつ、
ていうか、『ロック暗黒大陸ニッポン』って・・・なんだ?

えーい、
情報集めてから、答えます、鷲尾さん!





・鷲尾さん井上雄彦氏と出会う

・それについて俺、質問

・ちょっと考えるから待ってね、と鷲尾さん

・ところで、kajken君、
『ロック暗黒大陸ニッポン』の2000年代について感想と解説を望む

・わかりました ←いまここ

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