|パシリカ教会のステンドグラス|
わが町、サンディエゴから南米エクアドルに向かう為には、
コンチネンタル航空で一度、ヒューストンを経由して向かわなければならない。
ヒューストンといえば、NASAがある都市----という風に
すぐイメージが思い浮かぶのは、
中学生の頃、NBAに傾倒していた時期があるからだ。
ヒューストン→ロケッツ→NASA
ミネソタ→ティンバーウルヴス→オオカミ→山がちで寒そう
デンバー→ナゲッツ→金塊→ゴールドラッシュ
というような下らない知識が、アメリカに来てから意外と役に立つ。
あとは、
「ああポートランド(トレイルブレイザーズ)は
ウェスタンカンファレンスだから西側の都市なのだろうな」とか。
足りない一般常識を何が埋めてくれるかは、
その時になってみるまではわからないものだ。
閑話休題。
そんなわけで、ヒューストンを経由して、
飛行機は南米大陸に向かう。
「キト・旧市街」は1978年にユネスコが世界遺産の登録を開始して、
その第一号として認定された都市として知られている。
南米最古の教会、『サンフランシスコ教会』を初めとする、
沢山の遺跡に囲まれるようにして人々が生活をしているのだ。
|サンフランシスコ教会|
サンフランシスコ教会は、今でも市井の人々の信仰の場として、
現役で使用されている。
この日もたまたまミサに遭遇し、熱心な信者の皆様に紛れることになった。
教会の正面で記念撮影に励んでいると、
いつのまにか地元・中学生集団に取り囲まれている。
くっ!いつの間に、とうろたえる刹那、
頭の中にはドラクエ3戦闘シーンの音楽が鳴り響く。
その中からひときわ大柄なトロル(先生)が話しかけてきた!!
どうも授業の一貫として、観光客を捕まえては、
生徒たちに英語で質問させているらしい。
「What is your opinion about ...」という定型を用いた質問を
立て続けに5つくらい浴びせられる。
「あなたの意見では、エクアドルの食べ物の中で何が一番好きですか」って、
昨夜、着いたばかりだから、朝食しか食べてないよ。
「バナナ」
なぜか生徒爆笑。
しらねぇよ。
そんな感じで、真摯に応えた。
ハンディカムを回されていたので、南米デビューという訳だ。
|つたない英語に、つたない英語で応えた|
街で写真を撮っていると、子供も大人も近づいて来る。
撮って見せてあげると、はにかみながら喜んでいた。
南米→スペイン語と聞いて、ラテン系の気質かと思っていたが、
エクアドルの国民は、一様にシャイであった。
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