今週末に全米で公開されて、初日の動員記録を早くも塗り替えたという
バットマンシリーズ最新作『The Dark Knight』。
夜遊びってほどでもないけど２３時からの回。
行きがけにスーパーでRED BULLとケトル印のポテチを買って。
ウチから車で５分のところにある映画館は、
封切り直後の土曜日ってこともあって、ほぼ満員状態でした。
で、感想。
オープニング、
いきなりの、あまりにも暴力的な銀行強奪シーンに、
シビれまくります。
バットマンよりも先に悪役が登場するわけなんだけど、
なんといっても、とにかくこの悪役のジョーカーがやばすぎ！！
その超極悪ぶり、圧倒的なまでの恐怖の権化ぶりに、
おもわず「すげぇ・・・」っつって、RED BULLをゴクリ。
バットマンのジョーカーといえば、
名優ジャック・ニコルソンがすでに第一作で決定版とも言える演技を見せていたけど、
このヒース・レジャー版ジョーカーは、勝るとも劣らない。
彼は『時計仕掛けのオレンジ』のアレックスと、
セックス・ピストルズのジョニー・ロットンを掛け合わせたようなジョーカー像を
イメージしたらしいけど、まさにそんな感じ。
その無垢で悪魔的とも言える演技は、間違いなく新時代の悪役をつくりあげています。
そのまったく爽快ではないラストが、妙にしっくりきてしまうところに、
うまく時代の空気を読んでいるなぁと感嘆せずにはいられません。
とにかく、本当にヒース・レジャーの演技が凄くて、
この映画が遺作になってしまったのは、残念でしかたない。
でも、きっと『The Dark Knight』をもって、
この俳優はハリウッドの映画史に名を刻む事になるだろう。
とにかくバットマンの８２倍ぐらいジョーカーの方がかっこいいから！
ちょっと長い（１５０分）けど、隅々まで味わい尽くす価値のある、
素晴らしいコミック映画でした。
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