神保町日和、そして「ありマジ」観劇

3連休の2日目は、神田古本まつり。

街はすっごい混んでいたけど、案の定、可愛い女の子はあまりいない。
もはや読書好き女子などというのは、太古の幻想にすぎないのか。
いや、そもそもそんな娘など初めから存在しなかったんじゃないか--。

誰かを探すように、本を探しに行く。


路上に並べられた掘り出し物を、
見るともなく見て歩く。

突然の出会いなんて、
探して得られるもんじゃないし。

で、結局、
金子書店でレイモンド・マンゴーの「就職しないで生きるには」を、
300でゲット。
うーむ。
何故か巡り会わせを感じる。

その後、東京堂書店で新刊本を何冊か購入し、
いきつけの喫茶店でキャラメル・シフォンケーキを食べつつ戦利品の確認。

一度、家に帰った後、着替えて、
渋谷PARCO劇場にて「幸せ最高ありがとうマジで!」を観る。

20081102nagasaku.jpg

もっと良くも悪くも完成度が低い(ナンセンス/荒削り)な脚本かと思っていたが、
殊の外、ストーリーがしっかりした劇だった。

物語を行けるとこまで詰めた上で、さらにもう一歩踏み込んで、
まったく見た事無い状況まで登場人物たちを追い込んでしまうという、
完全窒息型のストーリー展開は、
「大人計画(松尾スズキ)以降」、のリアリティという感じがした。

バランスタワーを倒さないようにするゲームだと思ってプレイしていて、
ものすごいぐらぐらしていくのを息を詰めて見つめていたら、とうとう倒れた。
そしたらそれを思いっきり踏みつぶして破壊するまでが勝利の条件だった、みたいな。
「そこまでいくんだ・・・」って感じ。

そんな本谷さんの企みと永作博美のぶっちぎれ演技の余韻が交錯し、
なんとも言えない熱っぽいエネルギーが満ちていた。

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