季節 一覧

平日に休みをとったらやってやろうと思ってたことが、いくつかあった。
美術鑑賞は、なんてったって平日の午後に限るので、この機会に随分行った。
面白かったのをいくつか。

【庭園美術館】

庭園美術館でやっている、アール・デコ・ジュエリー展はなかなか面白かった。

これは、20世紀初頭にカルティエの専属ジュエリーデザイナーだった
シャルル・ジャコー氏のデザインや作品を時代背景とともに展示したもので、
作品と原画の両方が一同に見れるのが嬉しい。

感銘を受けたのは、ジャコー氏のデザインの元ネタの裾野の広さだ。
古代ローマの宝飾品や、建築物の造形や、動物の毛並みなどにインスパイアされて、
独創的なアイデアをどんどんジュエリーに取り入れていく。

その時代、その時代で、「あ、この感じ、自分の装飾に取り入れたい!」と思わせる。

昔から宝石の本質的な価値は、
見栄ではなくて所有することによる満足感(エンパワーメント?)だったんだなー。

デザイナーの意図が明確なデザインというのは面白いなと思った。
モノづくりにおいてコンセプチュアルであることは、とても大事なことなんだ。

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平日に休みをとったらやってやろうと思ってたことが、いくつかあった。
そのうちの一つが裁判の傍聴だ。

みなさんは裁判の傍聴に行ったことがありますか?

言わずと知れたことだけど、刑事/民事問わず、
裁判を傍聴する権利が国民にはある。

これまでに一度も裁判を傍聴したことがなかったので、
この機会に東京地裁に行ってみることにした、というわけである。

クリスマス直前の金曜日の午後、
買ったばかりのピーコートを着て、俺は地裁の前にいた。


court.jpg

これが、東京地裁の入り口。
霞ヶ関駅から出た目の前にある。

俺が「お〜このプレート本格的だな〜」と思いながら写真を撮ってたら、
ものすごい勢いで警備員が出て来て、
「ちょっ、、写真は止めてもらえますか?撮ってないですよね?」と駆け寄ってきた。

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One time too many

日頃からThe Great Escapeをご愛顧いただき、
ありがとうございます。

実はみなさまに近況報告があります。


僕は年内一杯で今の会社を辞め、
新しい仕事を始めることにしました。

その経緯やそこに至る心境を書こうと思ったのですが、
もしかしたらそれを読んで不愉快に感じる人がいるかもしれないと思い、
止めておくことにしました。


ひとつだけ、言えるのは、
僕が今、新しい一歩を踏み出せるのは、
そのようなチャレンジ精神を育む環境があった、
今の会社のおかげだということです。

そのことを僕はたいへん感謝しています。


そして、実はこのことを公式に発表するのは、
当ブログが初めてです。

僕はブログを始めてからというもの、
このサイトを訪れてくれる人がいることを
日常の励みにしてきたところがあります。

実生活で深い関係にある人も、
普段滅多に会わない人も、
あるいは、
まったく会ったことない人にさえも、
僕はこのブログを通して、
自分の一部分を共有してもらえている気がしています。

あるいはそれはこちらの勝手な思い込みかもしれないけど、
僕はこのブログを見に来てくれている人たちのことを
本当に特別な存在だと思っています。

今後、僕はやや閉ざされた環境に身を置くことになり、
これまで頻繁に会っていた人たちとも
会う機会が減るかもしれません。

けれど、だからこそ、
このブログについてはより一層の想いをこめて、
続けていこうと思っています。

このブログを通じて、
これからも引き続き仲良くしていただければ、
僕としてはこんなに嬉しいことはありません。


「日常からの大脱走」が
一応このブログの大きなテーマですので、
神妙な話はこれぐらいにして、
明日からはまた適当にやっていきますので、
今後ともぜひよろしくお願いします。

sk8park

鵠沼スケートパークに行った。

スケート(スケボーね)をするのは、
小学校5年のときに友人の別荘ではしゃぎすぎて
別の友人が骨を折って以来である。

はっきり言って
フツーにただ乗ることしかできないのだが、
そんな俺でも、ほら、
やっぱり空き缶とかちょっとした段差とか、跳びたいやん?

ってことで、練習をした。

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サッカー、負けちゃったね。

誰のせいで負けたとか、この敗因を分析して次につなげる必要がありますとかいう
メディアの批判体制にはもううんざりなので、
僕は、あんまり内容についてああだこうだ述べるのはやめとく。

がんばってない人はひとりもいないんだから、あとは選手と監督を信じようぜ。

つーわけで、
昨日の試合を見ながらなんとなく思ったこと。

昨日の試合を僕は後輩と近所のカフェで、
いわゆるパブリック・ビューインしていたんだけど、
そこで感じたのは、みんなすげー試合中にトイレ行くんだなーってこと。

サッカーって野球と違って、得点の流れが読みにくい。
もちろん大勢はつかめるのだが、こと得点シーンがいつ起こるか、
という点においては、神のみぞ知る、ということになる。
(実際は"神様"ジーコにも判んないわけだが…)

だから、
みんな諦めちゃってるのかどうなのか、
トイレに頻繁に行くわけである。

そりゃそうだ、ビールがんがん飲んでるんだから。

僕も試合中、前半40分ぐらいで一度トイレに行った。

正直、トイレにいるときにフロアの歓声が聞こえると、
「え?なに、ちょ、まっ、、」見たいな感じになって気が気じゃない。

慌てて出てきて(一応手は洗う)
ああ、よかった。
まだ得点シーンはなかったよね?
みたいなことになるわけです。


さて、ここで思ったこと。

やっぱり
?@僕たちは得点シーンを見るためにサッカーの試合を見ているのだろうか

ということ。

そんなこと言ったら、サッカーに詳しい友人は言うだろう。
試合の流れを見るのが面白いんだよ、と。

それも解る。

が、その楽しみをはるかに越えたところにあるよね。
ゴールシーンをリアルタイムで見るってことは。
ものすごい快感なわけよ、コレは。

ただし、ただ点が入れば良いってわけじゃない。

先ほどの友人に言われるまでもなく、
?A得点シーンには組み立てが大事。(唐突に点が入るとうまく喜べない)

昨日の試合の一点目なんかそうだよね。
あれ、これ、喜んでいいんだっけ。
ホントに?オフサイドじゃない?ファールは?だいじょぶ?
わー、やったー、みたいな。

どうにも100%喜びきれなかったのは、
そこに文脈や流れが見えにくかったからだ。

どんなに流れが読みにくい展開であったとしても、
かならず自然のドラマツルギーが作用するのが、
サッカーの面白みである以上、
得点シーンはやっぱりこの上なくドラマチックであってほしい。

きっちりと守りを固め、相手のスキをついて切り崩し、
華麗なパスワークで翻弄し、攻めの機運が高まり、
徐々にサポーターも盛り上がってきて、
そこにいる全員の高まりきった感情が、ついにゴールによって爆発する。
というのが理想的なわけです。


この?@と?Aはきちんと併走していかなきゃまずいわけで、
「試合の組み立て」とその結実としての「ゴールシーン」。
この2つはどちらが欠けても物足りないことになってしまうのだ。

そう考えると、アダルトDVDとかで、
男優が女優に「一緒にいこう」「一緒にいこう」ってさかんに言ってるシーンが見られるが、
なんでこいつはそんなに一緒にいきてーのかな、
バカじゃねーかな、なんて思ってたのもちょっと改める気になる。

丁寧な試合の組み立て(プロセス)とその成果としての共有体験(ゴール)。

つまり人間は、同期して高まった感情を、同時に臨界させる、という行為が
すごく気持ち良いということなのだ。


このように根源的な快感と似ているからこそ、
サッカーがここまで支持されているのかもしれない。

ていうか、むしろサッカー観戦がセックスの代用品になってんじゃねーか?
そういやJリーグの発足と出生率の減少は、ほぼ同時期なんじゃ…。

なんてなことを考えだすときりがないのだが、
結局のところ、この考察から、僕たちが学べるのは、たった一つのことだけだ。


つまり、サッカーもセックスも急にゴールしちゃだめってこと。

ナツマチ


NAGOYACITY

|2006.06.10 名古屋 GR−D|

出張で名古屋に行った。
雨雲から漏れる太陽の光がなんだか無性に綺麗だった。

久しぶりにあった、名古屋在中の同年齢の従兄弟と杯を交わした。

もう完全に「夏待ち」気分だ。

IT'S NEVER BEEN LIKE THAT

iPodが壊れた。

僕のiPodは何度も壊れる。

前にこのブログにも書いたので、
おぼえている人もいるかもしれない。

壊れやすい製品だという話はよく聞くが、
それにしても壊れ過ぎている。

それはきっとiPodが壊れやすいのではなく、
僕たちの関係が壊れやすかったのだ。

うまくやれるって気がしても、
そのたび、いつも僕はiPodを壊してしまう。


僕の手元では iPodは 壊れやすかった。


きっと誰かのもとだったら、iPodも壊れないのだろう。

そういう作用なんだ、と思う。
(と、思うことにする)

誰かの持つiPodには、もっと長生きしてほしい。
その誰かとうまくやってほしい。
やり遂げてくれ、iPod。


僕は手に馴染む小さなiPod Shuffleに
PHOENIXの新しい10曲だけを入れて、
繰り返し、何度も聴く。

それは夏がくる前の、都市の、静かなサウンドトラックなのだ。

バラの花

4月11日に27歳になりました。

朝からメールやSNSでメッセージが届いたり、
後輩が会社の仲間を集めてサプライズパーティをしてくれたり、
いつになく、多くの人が誕生日を祝ってくれました。


後輩たちからはバラの花とスターウォーズの腕時計をもらった。
ホントいいやつらなんですよ。

さて27歳。
P.T.アンダーソンは26歳の時には、もう『ブギーナイツ』を撮ってたんだよね。
ジョンはたぶん『サージェントペッパーズ』をつくった後だよな・・・。
小沢健二は『ラブリー』を歌ってた頃?

偉大なる先人たちと比べてもしょうがないけど、
そろそろなんかでっかいことしてやりたいと
最近ちょっとマジで思うようになりました。

といっても、まずは目の前にあることをやるだけです。
皆さん、これからもよろしくお願いします。

Rainbow Rainbow


hawaii04.jpg
[虹]


hawaii01.jpg
[新郎新婦]


hawaii02.jpg
[海岸]


hawaii03.jpg
[デパートの装飾]

|2006/01/28-30 GR-D|

友人の結婚式、を口実にハワイに行ってきました。
一昨年の式以来の来島。新婦の笑顔と虹がことさらに綺麗でした。

Sisters


sister.jpg

[綾瀬にて]

|2006/02/03 GR-D|

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