このサイトを読んでいる聡明なる諸氏におかれましては、
名著『赤めだか
』は昨年のうちに読んでいることと思う。
きっと、あの本を読んだ人なら少なからず、
「落語ちょっとよさげやん」とか「立川流の高座を聞いてみてぇな」なんて、
ちらりとは思ったのではないだろうか。
にしてもいざ落語を聞きにいくってのは、
なかなか腰が重いものである。
そこで、『赤めだか』を入り口とした、
インドア読書家的落語のススメをしてみたい。
ふと気がつけば、残業用に買いためているお菓子の大半がチョコレート。こんなところにも季節の移ろいを感じる今日この頃です。
と、俵万智感覚で、素晴らしく的確に季節感の表現をしている友人がいて、
僕はどうにかして、この文章を縮めて俳句にしたいなぁと四苦八苦していたのですが、
そんな間に、いつしか引き出しの中は本当にチョコレートばっかりになってきました。
で、今日試しにロッテの『シャルロッテ』というチョコレートを購入してみたのですが、
このチョコレート、実はCMを見てとても気になっていたのです。
家事って苦手ですよ。
そもそも自分が家事してるって意識した事がない。
たまに部屋を掃除してみる。
クイックルワイパーで床を拭く。
あるいは、洗濯をする。
大事なものはドライで回して、
エマール入れて、ちゃんと襟や袖口を叩いてから干す。
それぐらいは僕にだってできる。
でもそういうのが家事だって思った事はない。
それを家事だなどというのはおこがましいってもんだ。
だってそれは家事という名の戦場の最前線をはっている
プロフェッショナル主婦の方々から見たら、
「ぜんっぜん甘い!」と一喝、後方から即撃たれても文句は言えないような
レベルでしかないのだ。
だから家事という名の戦場の----ていうかまあ、家事ね・・・
から遠ざかってきた僕なんかは、これまでただ漫然と生きて来た訳だ。
がしかし、僕は奮起した。
いまは単なる不甲斐ない人間ではあるが、
このまま家事をやらないと、本物のダメ人間になると。
そして購入した本がある。
それがこれだ。
3連休の2日目は、神田古本まつり。
街はすっごい混んでいたけど、案の定、可愛い女の子はあまりいない。
もはや読書好き女子などというのは、太古の幻想にすぎないのか。
いや、そもそもそんな娘など初めから存在しなかったんじゃないか--。
誰かを探すように、本を探しに行く。
今日、昼に街を歩いていて、気づいたら秋だった。
9月24日ってったら、まあ、
彼岸も過ぎて立派な秋なんだけど、
こっちは9月のあいだ中ずっと、
カリフォルニアの残光を探しているうちに、
いつのまにか季節まで見失ったみたいだった。
で、当たり前のことなんだけど、
秋の始まりってことは、
つまり夏が終わったということです。
僕は、昨晩たまたま2007年の夏のはじめに買った、
曽我部恵一の『Blue』というアルバムを聞きながら、
部屋でごろごろ本を読んでいたんだけど、
アルバムの中の『夢を見ていた午後』という曲が
異常なまでに沁みて、
あれ、なんだっけこれ?と軽く狼狽しちゃったんだけど、
つまりあれだ。
夏の終わりに相応しい曲を、
まさしくその瞬間に聞いてしまったってことだ。
くっ、、、なんていう蒸し暑さだ・・・。
俺はまるで小龍包にでもなった気分だぜ。
といった具合に帰国早々、湿気にやられてくさくさしてますが。
27日午後4時頃に、日本に戻りまして、
今は実家の文京区千石近辺を中心に恙無く活動を再開しております。
女流って高校生ぐらいの頃は敬遠してました。
なんか共感できないし、結局恋愛話ばっかだし、、、
とずいぶんうがっていたのですが、
そんなことだからいつまでたっても女の人の気持がわからないんじゃねぇか、と
はたと思い、よく読んでみました。
友人たちが訪れた後の我が家は、
彼らが置き土産として残してくれた和モノが一杯で、
東京に居た頃よりも、むしろ日本ぽい。
みんなが持ってきてくれた品々を例にあげると例えば、、、
食品関連
・とらや 「残月」と「御代の春(最中)」セット
・うめぼし
・珍味各種(茎わかめ/かわはぎなど)
・レトルト食品各種(柳川鍋など)
・ちんすこう しお味
・大吟醸 玉乃光
・奄美黒糖焼酎 れんと
・鹿児島芋焼酎 篤姫
カルチャー関連
・川上未映子 『わたくし率イン歯ー、または世界』のサイン本
・立川談春 『赤めだか』
・伊坂幸太郎『グラスホッパー』『死神の精度』
・堺屋太一『日本を創った12人』
・桜庭一樹『私の男』
・宮部みゆき『誰か』
・サイゾー5月号
・AERA 5/12号
・宇多田ヒカルCD『HEART STATION』
・柳家喬太郎CD『落語集 アナザーサイドVol.1』
・立川談志×太田光DVD 『笑う超人』
・フランク・ミュラー CRAZY HOURS COLOR DREAMS
などなどなど。
これだけで、もう十分生活できます。
こちとらは西海岸に連れてきちまえば、あとはほっといたって、
すげーすげーつって勝手に喜んでくれんだから、これはボロい商売である。
大好きな最中を日本茶に合わせつつ、
虹色バスをくちずさんで、
最新の直木賞作品を読めるんだから、
日本にいるときより居心地いいわ。
なんつって。
海外生活者のツボを押さえまくってる皆さん、
本当にありがとうございました。
The Great Escape by kajken